今回は、世界にたった1万点しか存在しないCryptoPunksを購入したイケハヤさんに直接インタビューしてきました!
SNSでも大きく話題となっているため、「なんで買ったんだろう?」と興味を持っている方も多いのではないのでしょうか?
ただ、気になってはいるものの、イケハヤさんが9月22日にCryptoPunksを購入してからまだ4日しか経っておらず、まだまだ情報が出回っていませんよね。
そこで今回のインタビューでは、みなさんが気になっているであろう
などについて詳しく聞いてきたのでぜひ最後までご覧ください!
また、明日9月26日(日)公開の第2弾では、
「イケハヤ流NFT投資方法!初心者が始めるためのポイント!」
9月27日(月)公開の第3弾では、
「イケハヤ発CryptoNinjaとは?本人が直接解説!」
というのも実施しているので合わせてご覧ください!
貴重なお時間を頂きありがとうございます!CoinPartnerを運営している木田です!本日はよろしくお願い致します!
よろしくお願いします!
(イケハヤさんが購入したCryptoPunks)
早速なのですが、CryptoPunksを購入した理由や経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか?
純粋に欲しかったから、ですかね。
えええ...そんなシンプルな理由(笑)!
僕は、2018年ぐらいからNFTに注目していました。
ちょうど同時期にCryptoPunksも話題になっていて、購入しようかどうか凄く悩んで辞めちゃった過去があるんですよね。
2018年は知名度もそこまでで、まだ数万円で売買されていましたね。
(OpenSeaのCryptoPunks平均価格。2018年は0.1ETH付近で売買されていたが、今では100ETHもの金額が付いている。)
そうなんです!まじであの時買っておけよ、と。
当時の自分をぶん殴りたいぐらいなのですが、買えなかった過去も気持ち悪いですし、とても欲しかったので、買うしかないでしょと思い購入しました。
なぜそこまでしてほしかったのですか?
そうですね。
純粋に、アート作品として自分が持っておきたかったっていうのが大きいです。いわゆる所有欲ですかね。
あとはNFTの中ではやはり歴史の古いもので、みんなからNo.1という認識を得られていたからというのもあります。通貨でいうとBTCみたいな立ち位置ですから。
確かに、私の中でもNFTコレクティブといえば頭の中にCryptoPunksが浮かびますね
すでに知名度もありますし、(ほぼ)最初に誕生したNFTとしての歴史もあります。そういった意味でもCryptoPunksはすごく魅力的でした。
イケハヤさんがCryptoPunksをご購入されたタイミングについて、なぜこのタイミングで購入されたのかというのをお聞きしてもよろしいでしょうか?
バブル前から欲しいとは思っていたのですが、そう言っているうちにNFTバブルになってしまって。
先月から今月にかけてはどう考えてもバブルでしたので、バブルが崩壊するまでは待っていました。
(OpenSeaのCryptoPunks平均価格。8月下旬から9月初旬の価格が特に高騰していたのが分かる。)
OpenSeaの取引量が過去最大を記録した後、一気に取引量を落としましたもんね...
バブルが弾けた後もずっと価格を追っていたのですが、流動性も担保されており80ETHを下回ることはありませんでした。
バブル崩壊とはいえ、仮想通貨がいくら下落しても80ETH、日本円で3000万円を下ることはほぼなかったんです。
価値を認めている人が多い証拠ですね!その点含めてBTCに似てますね~
バブル崩壊後の底値も見てみて、これぐらいの値段ならいいかなって思っていた一昨日(9月21日)、凄く珍しいCryptoPunksが出たんですよね。
おお!それでは、ベストタイミングでそれを購入できたのですか?
実はその作品を購入するために資産をイーサリアムに移していた時に、タッチの差で他の人に購入されてしまったんです。
ほんの3分の差でした。それで、せっかく100ETHを移したのに戻すのもめんどくさいと思い、現在のNFTを購入しました。
買っちゃった!!!!!!!!!!
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) September 22, 2021
ぎゃーーーーー
ウォレットにいるーーーーーーー!!!!#NFT #cryptopunks pic.twitter.com/5kSI6uOn8J
えぇ!それでは狙っていたCryptoPunksではなかったんですか?
そうなんです(笑)
ただ、それ以上にCryptoPunksを購入できて良かったという思いの方が強いです。結論どれでも良かったんですね。
「お前誰だよ」みたいな感じで買ったんですけど、意外としっくりきて。
今ではもう、これは俺かもしれないって気分になっています(笑)
どのCryptoPunksを購入するかではなく、CryptoPunksを購入できたこと自体に意味があったと...!
あとは、今回の購入を通じて、なりたい自分に、自分で選んでなれるんだなって思いました。
バーチャルリアリティ上やメタバースの時代になれば、こういう感覚ってあるのかなっていうのを先取りして感じることができましたね。
実際にCryptoPunksを購入されたからこその経験ですね!
今回購入したCryptoPunksなんて自分と全然似ていませんが、自分と似ていないアバターでもアイデンティティって自分のものになっていくんだと貴重な経験ができました。
せっかく3000万円で購入されたCryptoPunksですが、今後どのようにご活用されていく予定ですか?
まず、CryptoPunks自体がファッションアイテムみたいなものなんです。なので、もう既にめちゃくちゃ使っています。
実際買ってみて3000万円の価値を感じますか?
CryptoPunksを購入したことでこうやって取材を受けることができていますし、ある意味ものすごくポジティブに言えば既に3000万円の元値を取った気分でいます。
日本人で購入している方も非常に少なく、盛り上がりもしたことから非常に満足していますよ!
良いマーケティング効果があったということですか!
逆にこのNFTを手放すタイミングとかって考えているんですか?
考えていないです。
投資の利益を目的に購入したのではなく、アート・アイテムとして楽しむために購入したのが一番なので!
値上がりしても売ることはあまり考えてないですね~
確かに、これだけ人気だと次にいつ手に入るのかも分かりませんね!
(OpenSea上で売買されている例)
さらに言えば、ファッションアイテムとして楽しむだけではなく、売却しなくとも金融資産としても活用できるんじゃないかと思っています。
具体的にはどのような事例を考えていますか?
具体的には、3000万円のCryptoPunksを担保に1000万円を借りることができたり、NFTの美術館をやりたい人向けに、1時間○○円で自分が保有しているCryptoPunksを貸し出すことができたりすると思います。
いわゆるNFTfiというやつですね!NFTやメタバースが流行るとさらに需要は大きくなりそうです。
そうそう!ビジネス的に高級車のレンタカーみたいな感じをイメージしています。
今後CryptoPunksを中心にNFT関連のイノベーションが生まれてくるのは間違いなくて、想像もしていないような使い道も出てくると思うので、そういう意味でも手放すつもりは全くありません。
もったいないんですよね。今売っちゃったら。
ちょっと踏み込んだ質問をします!
Twitter等を見ていますと、NFTは流動性低いのに売却できるのか?などという指摘がありましたが、それについてはどう思っていますか?
CryptoPunksの流動性はめちゃくちゃあるんですよ。現在、NFTの取引高1位はCryptoPunksですので、単純によく知らないだけだと思います。
なるほど。
僕が購入したのは確か101ETHですけど、仮にこれを今日99ETHで売ったらすぐに買い手がつくと思います。
ディスカウントで言っても、1,2%のディスカウントをするだけで速攻売れるぐらいの流動性になっているので、今この瞬間だけ切り取っても、流動性は問題ないと思いますし、ここから先を見ても欲しい人は増えていくと思います。
CryptoPunksはイケハヤさんのように買えればどれでもOKという人も多そうですしね。買い手はつきやすそうですね。
僕なんて購入した後でもまだ毎日見ていますからね。
そして、毎日見ている人は僕だけじゃなくいっぱいいると思います
それを考えると、やっぱり流動性はあるんじゃないのでしょうか。
それだけ人気がある作品を購入したということですね!
そうですね。CryptoPunks購入したことやメディアに出演したことで目立ってしまいましたが、これを機に日本でNFTが発展すると嬉しいです!
「純粋に欲しいから買った」
凄く一直線な理由ですが、これまで様々な方にインタビューしてきた通り、現在のNFTは所有欲と強く結びついているのだなと感じました。
ただイケハヤさんは、CryptoPunksのさらなる活用方法をイメージしたり、購入を通じて日本のNFT市場を盛り上げたいという意図も強く持っているということも分かりましたね!
さて、これを機にNFT購入に興味が出た方も多いと思います!
そこで!
第2弾では、「イケハヤ流NFT投資方法!初心者が始めるためのポイント!」の記事を紹介します!
CryptoPunks以外にイケハヤ流さんが購入しているNFTに対して、どういう意図で購入されているのか等について詳しくお聞きしてきました!
明日9/26(日)の夕方18時にCoinPartner公式サイトにて記事を公開しますので是非チェックしてみてください!Twitterでも記事を公開しますので、CoinPartner公式Twitterのフォローもお願いします!
イケハヤさんのCryptoPunks購入の件において、Twitterでは「流動性」について多く議論されているのを見かけました。
私は「流動性は高い」という意見には賛成です。
理由は、CryptopunksはNFTでありながらNFTっぽくない(準FT)と認識しているからです。CPの作品は均質化されており、価格も1点に収束していくというように考えています。
これはCryptoPunksに目を向けている人たちが、「作品たちを同列に見ていて、そのどれもが同じような価値をもつと思っている」ことが理由です。
実際にCryptoPunksのNFTは、同じような見た目をしており同じくらいの価格帯で取引されています。なので購入者たちは一つ一つを区別してみていないことが多いのではないでしょうか。
現にイケハヤさんも最初購入予定だった作品から別の作品を購入することになったと話しています。
floorpriceが設定され、直近に売買されている作品もその価格帯付近で約定しているため、購入者は「次の作品(その人が購入するであろう作品)も同じような結果を得られる」と信じることができます。その信用の連鎖が起きると、この状況はより強固なものとなってきます。ある意味通貨が信用を得るときと同じ仕組みですね。
CryptoPunksはその実態があるため、通貨よりも流動性はないものの、通常のNFTよりは流動性があるのではないかというのが、この件についての見解です。
なかなかTwitter上の議論に参加できなかったため、この場を借りて私の意見を述べさせていただきました。
次回のインタビューもお楽しみください!
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 東通貨