8月はハードフォーク、NFT(非代替性トークン)の普及によりイーサリアムの注目が高まる

仮想通貨の値動きや、ファンダメンタルズ情報を提供するプラットフォームである「CryptoCompare」は、イーサリアムをベースとした投資商品への関心が高まっているという見解を示した。

CryptoCompare社のレポートによると、すべてのAUM(仮想通貨投資商品の運用資産)は、過去30日間で548億ドル(約6兆円)に急増した。8月最初の3週間で週平均2,250万ドル(約25億円)の流出 {=利益確定} があったにもかかわらず、全体として57.3％の成長を記録している。

さらに報告書は、イーサリアムベースの投資商品への投資は138億ドル(約1兆5200億円)に増加したと述べた。成長率は72.8％であり、仮想通貨投資商品の中で最も高い成長率である。また、同投資商品は25.2%の市場シェアを獲得し、今年の中で最高割合となった。
報告書では、大幅な伸びを記録した理由について次のように語っている。

イーサリアム、およびイーサリアムベースの商品は、最近のロンドン・ハードフォーク、およびNFT(非代替性トークン)市場の成長を受けて、大きな勢いを得ています。

また、CryptoCompare社は、イーサリアムの価格に追従する投資商品が、市場の1日の取引量を牽引したと評価している。同社によると、8月は46.6%増の5億4,400万ドル(約598億円)となり、5月以来前月比で最大の増加率となった。

この増加は主にイーサリアムの価格に追従する投資商品が牽引しました。中でもGrayScale社のETHE信託は1日の平均取引量が105.9%増の1億9330万ドル(約212億円)に達しました。

仮想通貨市場が好況なことを受け、投資商品にも多額の資金が入っているようだ。ただ、ビットコインやイーサリアムの値動きによっては、突然資金が流出し始めることも考えられる。今後も主要仮想通貨の値動きは投資家の注目を集めることだろう。

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この記事は、dailyhodl.comの「Ethereum Investment Products Record Massive Surge in August: Report」を参考にして作成されています。