ビットコイン採掘会社は、ジョージア州でビットコインの採掘能力を最大300MW(メガワット)に拡大

米国で上場しているビットコイン採掘会社のMawson Infrastructure Group社は、ビットコイン採掘能力を最大300MWに拡大している。

Mawson Infrastructure Group社は、採掘速度を2021年末までに2,000PH/s、2022年末までに5,000PH/sに引き上げる

2,000PH/s(ペタハッシュ)は、1秒間の計算能力が200京回。

5,000PH/s(ペタハッシュ)は、1秒間の計算能力が500京回。

Mawson Infrastructure Group社は、仮想通貨採掘に対する中国の取り締まりにより電力供給不足を補うために、採掘能力を拡張する。

Mawson Infrastructure Group社は、ジョージア州の電力容量を100MWから400MWに増やすためにサンダースビル市と交渉していると発表。

モーソンの最高商務責任者であるニック・ヒューズ・ジョーンズ氏は、ジョージアのサイトは継続的な拡張スケジュールで運用されていると述べた。

ニック・ヒューズ・ジョーンズ氏は、第2フェーズは建設中で9月に完了する予定であり、第3フェーズは2021年第4四半期に予定されていると語った。

Mawson Infrastructure Group社は、大手仮想通貨採掘機器メーカーのカナン社から最新世代の機器17,352台の購入契約を発表した。

購入した機器は、2021年から2022年にかけて、米国とオーストラリアにあるMawson Infrastructure Group社の施設に出荷される予定。

ビットコインの現在の価格と難易度では、カナン社の最新世代の機器は、1kWhあたり0.04ドル(約4.4円)のエネルギーコストで約90%の粗利益率をもたらす。

ビットコインの取引量の増加に応じて採掘能力の向上が求められる仮想通貨業界。仮想通貨の取引量に応じて採掘に関わる設備の確保が必要になってくるだろう。だが一方で、採掘には大量の環境エネルギーが必要になるため、環境に対する配慮も重要な要素となる。これからも、仮想通貨の取引量と環境配慮の関係について注目していきたい。

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この記事は、THE BLOCK「Mawson to expand bitcoin mining capacity by 300 MW in Georgia state」を参考にして作成されています。