金融サービス会社の仮想通貨リーダーは、仮想通貨の評価を押し上げていると主張

会計や金融サービスのPWC社の仮想通貨リーダーであるHenri Arslanian氏は、仮想通貨企業は大規模な投資家の参入により、高い評価を得ているという。

Henri Arslanian氏は、専門性の高いサービスを提供している投資会社や一族経営会社が、一部の年金基金に追いやられていると説明した。

Henri Arslanian氏は、小規模なベンチャーキャピタル企業はこの傾向に不満をもっているとして次のように述べている。

投資家たちが取引を検討していて、それが1,000万ドルの価値があると信じていて、大規模な資金投資が入ってきて、より高い評価に入札しているとしましょう。これは非常に初期段階の企業、たとえば500万ドルから2000万ドルで多く発生しており、価格は高騰しています。

PWC社はState of Crypto M&A 2021レポートによると、2020年の取引活動は前年比で10%しか増加していないが取引総額は2倍になっている。

これはBinanceによるCoinmarketcap社の買収や、1億2500万ドルのFTX-Blockfolioトランザクションなど大規模な買収によるもの。

PWC社は投資家から9億ドル(約990億円)を調達した後、FTXデリバティブ取引所の評価額は180億ドルに上昇した。

さらに、デジタル資産プラットフォームのFireblocksは3億1000万ドル(約341億円)を調達し、20億ドルの価値を達成した。

世界中のお金がうごめいている仮想通貨市場。投資家から資金を調達して発展していく企業が増えていくことだろう。だが一方で、投資効果を見抜く力も重要な要素となる。これからも、仮想通貨市場と資金調達の関係について注目していきたい。

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この記事は、Bitcoin.com「Big Investors Are Pushing up Valuations of Crypto Firms」を参考にして作成されています。