スペインで2番目に大きな銀行である「BBVA」は、スイスのプライベートバンク利用者に向けに、ビットコインの取引サービスと保管サービスを提供すると発表した。このサービスは同銀行が100%出資するフランチャイズである「BBVAスイス」を通じて行われる。当面は「明確な規制と仮想通貨に関する幅広い受入れ姿勢」を持ったスイス国内でのみサービスは提供される。
「BBVA」は総資産7,197億ユーロ(約93.6兆円)、25ヶ国以上で7,980万人の顧客、122,021人の従業員、7,254の支店、30,747台のATMを抱える銀行である。スペインだけでなく南米でも存在感を放っており、ビットコイン取引サービスを通じて新たな層を取り込もうとしている。
新たに提供される取引サービスは、同銀行のアプリに完全に組み込まれているという。メリットとしては以下の通りとしている。
ビットコインの取引パフォーマンスを、資産や資金、投資のパフォーマンスと共に一元して管理できます。さらに、取引、口座明細書、納税申告書についてもサポートします。ビットコイン⇆法定通貨への両替の際も、外部サービスやデジタルウォレットにつなぐことなく完了できます。
ユーザーがビットコインを取引しやすくなるよう、書類作成もフォローしていく予定だという。
今回の発表について「BBVAスイス」のCEOであるAlfonso Gómez氏は以下のように述べた。
この革新的な提案により、BBVAはブロックチェーンテクノロジーにおけるベンチマーク機関として、地位を確立していきます。
プライベートバンクを利用する富裕層が、ビットコイン取引にどれほど関心があるか、非常に興味深いところである。富裕層の資金が入ることにより、ビットコインの値動きがどのように変わるのか、今後注目していきたい。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner