ビットコインマイニングカウンシルが正式に設立も、イーロン・マスク氏は参加せず

ビットコインマイニングカウンシル(Bitcoin Mining Council)が6月12日に正式に発足した。ビットコインマイニングカウンシルとは、ビットコインとビットコインマイニングの利便性を、一般人に解くことを目的とした団体である。もともとは限られた人間のみしか参加できなかったが、正式発足後はビットコインマイナーであれば、誰でも参加できるようになっている。

イーロン・マスク氏は以前、ビットコインマイニングカウンシルについてのツイートをしたことがあった。

「北米のビットコインマイナーと議論を行いました。彼らとは、再生可能エネルギーによるマイニングを行うことを約束しました。将来的に有望な存在です。」

 

同氏は、5月にビットコインマイニングカウンシルとの関係を匂わすツイートをしているものの、同組織内では実際の役割を持っていないとされている。

ビットコインマイニングカウンシルは、MicroStrategy社のCEOのMichael J. Saylor氏は主要メンバーとしていますが、イーロン・マスク氏の役割はありません。彼が関与した範囲は、北米企業のビットコインマイニングに関する教育の呼びかけに参加したことです。

同氏は組織の創設には関与していなかったが、ビットコインに関する発言で世間の注目を集めた。CEOを務めるテスラでは、一時はビットコイン受け入れに前向きな姿勢を示したものの、最終的には環境問題を懸念し断念している。断念したことを起点にビットコインの価格下落が始まっているため、ビットコインマイナーの中には、同氏が下降トレンドの原因を作ったと考える人は一定数いる。

以前Twitterでのハートブレイクの絵文字ツイートをしたことも、ビットコインマイニングカウンシルに関与していないことの原因の一つとして見られている。

イーロン・マスク氏がビットコイン導入断念を発表してから、価格だけでなく様々な組織への影響が広がっている。同氏がビットコインを普及させるシンボルへと再びなることができるのか、今後の去就に注目が集まる。

無料アプリから最短3分で登録

【無料アリ】3プランの詳細を見る