本記事では、BTC保有期間別の支出パターンについてのオンチェーン分析を行っていく。オンチェーン分析とは、ブロックチェーン上のデータを分析し、資産評価や価格予想に活用するための手法である。
なお、ビットコイン価格は、先月24日350万円台まで下落するも一時は440万円台まで価格を上昇。その後は400万円付近で価格を推移させていたが、現在は再び440万円台に向け上昇中である。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
また、長期保有者と短期保有者の動向についてのオンチェーン分析記事もあるためぜひ確認してほしい。
Average Spent Output Lifespan(ASOL)を利用して支出パターンのオンチェーン分析を行っていく。ASOLとは、消費されたすべてのトランザクション出力の保有期間(日数)のことである。以下のチャートでは、7日間のEMA(指数平滑移動平均線)を適用することで、支出パターンを明確にしている。
上記の前提を基に、ASOL値が高いということはガチホされていたBTCが売られていることを示し、ASOLが低くなっていることは、ガチホされていたBTCがそのままHODLされ眠っていることを示すことを覚えてほしい。
(出典:glassnode)
今までの情報を利用し、上のチャートから考察できることは以下のとおりである。
このことから、現段階でガチホ勢は売却を急いでいないことが読み取れる。
今後も同じようにASOLが引き続き低下傾向にある場合、ガチホされているBTCはHODLを継続していることを示し、価格帯は以前のレンジと同様になることが予想される。
対して、ASOLが上昇傾向にある場合、ガチホされていたBTCが売却され、売り圧力が生じていることを示している場合がある。
今後もASOLを使用したオンチェーン分析を見て、価格予想に役立ててほしい。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner