国内仮想通貨取引所コインチェックが、IEO(Initial Exchange Offering)を今年の夏から実施する予定にあることを発表した。

海外ではBinanceやHuobiが既に取り組みを進めているIEOだが、国内ではコインチェックの事例が初めてのものとなる。

仮想通貨取引所コインチェックが国内初のIEOを今夏実施へ

国内最大手の仮想通貨取引所コインチェックが、国内初となるIEO(Initial Exchange Offering)を今夏実施する予定にあることを31日に発表した。この発表に合わせ、IEOに関する情報発信を強化していくために、専用サイトを立ち上げたことも同社は伝えている。

コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:蓮尾 聡)は、株式会社Hashpalette(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉田 世博、松原 裕樹)のIEOを今夏実施予定であることをお知らせいたします。また、本日IEOに関する情報を掲載する公式サイトを公開いたしました。

引用:コインチェック公式HP

IEOとは、「Initial Exchange offering」の略称で、仮想通貨トークンを用いたプロジェクトやサービスの開発資金調達を支援する取り組みだ。今回のコインチェックの取り組みは「Coincheck IEO」と名付けられ、コインチェック自らがトークン立ち上げを支援していくという動きを明確に打ち出した。

IEOを通し企業のトークン発行を支援

IEOは、ICO(Initial Coin Offering)と呼ばれるシステムに「仮想通貨取引所」を挟んだシステムのことで、海外ではBinanceHuobiがこの取り組みを進めている。

ICOは、企業や各プロジェクトによる開発や資金調達の支援を「トークンを発行し、そのトークンを投資家に購入してもらう」ことで実現するという仕組みだ。ここに仮想通貨取引所が加わることで、体外的な信頼性と安定性がより増すというメリットを企業や各プロジェクトは享受できる。

今回の場合、当該トークンは「コインチェックを通して販売」されることとなる。

出典:コインチェック

コインチェックはプレスリリースのなかで、Hashpaletteと協力しながらIEOを進めていることを明らかにしている。この詳細情報は6月に改めて発表される予定だ。

コインチェックでは、これまで企業やプロジェクトによるトークン発行を支援することで、暗号資産市場の更なる発展に貢献すべくIEO事業への参入を検討し、20208月より株式会社Hashpaletteと共に日本初のIEO実現に向け取り組んで参りました。今後は、株式会社HashpaletteIEOに関する情報をご案内するためのプロジェクト詳細ページの公開を今年6月頃に予定しており、今夏のIEO実施に向け準備を進めてまいります。

国内では事例のない、新たなプロジェクトを精力的に推進しているコインチェック。次なる動向および新情報の発表を待ちたい。

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この記事は、コインチェックの「コインチェック、国内初となるIEOを今夏実施予定」を参考にして作成されています。