アフリカの仮想通貨取引所Lunoが、南アフリカにおける仮想通貨事情を明らかにした。
Lunoの取引量増加が示すように、同国では仮想通貨の人気が高まっており、その人口割合は15%にまで上るとのことだ。
アフリカの仮想通貨取引所Lunoが、南アフリカにおける仮想通貨事情について興味深いデータを共有した。LunoのゼネラルマネジャーであるMarius Reitz氏は「南アフリカ人は間違いなく仮想通貨に興味を持っている」と語っている。
Lunoはマーケティング会社Global Web Indexのデータを引用し「南アフリカ人の推定15%がビットコインに投資している」との結果を明らかにしている。これはITWeb誌によって間接的に伝えられた。この"推定15%"との数字は世界で2番目に高い数字となっており、南アフリカはアメリカや日本よりも上位にランクされているとのことだ。
仮想通貨取引所Lunoの取引量は2020年1月と比較して前年比300%の成長をみせているとのことだが、同社のCEOであるMarcus Swanepoel氏はこの事実について「取引量の増加は仮想通貨に対する小売需要の高まりによるものだ」と見解を語った。
機関投資家による導入が注目を集めていますが、個人投資家による導入は、間違いなくそれ以上の猛烈なペースで増加しています。2021年には、この指数関数的な成長を続け、2030年までに10億人の顧客を獲得するという目標に向けて順調に進んでいくと考えています。
またLunoは、南アフリカの仮想通貨取引は主に若者によって行われているとのデータを明らかにしている。このデータによると、南アフリカでの取引は29歳以下の若者が全体の40%を占めているとのことだ。さらにユーザーの約65%が男性、約35%が女性であることも合わせて伝えている。
少し古いデータだが、2年前の2019年3月に日銀が行った調査によると、当時ビットコインなどの仮想通貨を保有したことがある人の割合は日本国内で7.8%となっていた。当時と比べることに意味はないかもしれないが、2年前の日本における仮想通貨人口割合の約2倍の数字を南アフリカは持っていることになる。Global Web Indexの調査による「2位」という事柄が事実だとするならば、世界各国のなかでも有数の仮想通貨先進国ということができるだろう。
なお、具体的な根拠は明示されていないものの、著名アナリストのWilly Woo氏によると世界の仮想通貨人口割合は1.3%~1.7%とのことだ(2020年12月7日時点の予測)。
私の予想では、世界人口の1.7%がビットコインに触れていると考えています。1.3%は下限値です。
My best estimate is 1.7% of the world population has exposure to Bitcoin. 1.3% is the lower bound. pic.twitter.com/IfatOitcPd
— Willy Woo (@woonomic) December 6, 2020
仮想通貨がすでに世界中に広がっていることに疑いの余地は少ない。今後の普及については、各国における仮想通貨人口の底上げが鍵となってくるだろう。
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この記事は、Bitcoin.comの「Bank of England and U.K. Treasury Create Digital Currency Task Force 」を参考にして作成されています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Takahashi