米リップル社が、ネットワーク拡大に向けて躍進を続けているようだ。

先日、リップル社は取引所プラットフォーム開発を手がける企業を買収した。XRP研究者のSteven Bull Diep氏が自身のTwitterにて報告している。これにより、リップルネットワークのさらなる拡大に期待が高まるとともに、XRPの実用性向上の観点からも大きな注目が集まる。

リップル社が取引所プラットフォーム開発に精通した企業を買収、XRPネットワーク拡大に向けて着々と前進

リップル(Ripple)社の活躍の場はますます広がっていく。
先日、リップル社は取引所プラットフォーム開発を手がける企業を買収したことが明らかとなった。

今週、リップル社のシニアデータサイエンティストを務めるJennifer Xia氏をフィーチャーしたビデオがネット上で公開。このビデオのタイトルは、「Ripple – Blockchain Technology&DataScienceによるグローバル決済インフラストラクチャの改善」というもので、このビデオ内で今回の買収に関するニュースが明かされた。
この点について、リップル社シニアデータサイエンティストのJennifer Xia氏は、以下のように言及している。

「最近、(リップル社は) 取引所プラットフォームの構築及びデジタル資産トランザクションとの統合に専門的な知識を有する会社を買収しました。これは、ビジネスを拡大し、より多くの市場に参入し、より複雑な支払い戦略のエンジニアリングについて検討し始める上で必要不可欠なものです。」

「リップル社は独自の取引所プラットフォームを立ち上げる準備をしているのでは?」注目集める動向、関連求人も2020年よりたびたび

今回の買収に関するニュースについて一部では、リップル社が「新たな取引所プラットフォームを立ち上げる準備をしている」という可能性を暗に示すものだと考えられている。

2020年5月頃、リップル社は流動性に関するスタッフ・ソフトウェア・エンジニア・エンジニアリングマネージャーなどの求人を新しく募集。この際、同社は「取引所プラットフォームの開発技術」について直接的に言及していた。
さらに同年10月、リップル社は「仮想通貨市場へのリアルタイムアクセスを提供するエンタープライズグレードの分散型取引プラットフォームの構築」をサポートするシニアソフトウェアエンジニアも新規募集している。
リップル社のこのような動きが要因のひとつとなり、ここ最近は、リップル社が「新たな取引所プラットフォームを立ち上げる準備をしているのでは」との見方がますます広がっているのだ。

なお、現段階でリップル社から公式の声明は発表されておらず、取引所プラットフォームが内部使用のためのものなのか、それとも開発中の消費者製品の一部なのかは依然として明らかにはなっていない点には留意が必要である。

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この記事は、dailyhodl.comの「Ripple Acquires Firm With Expertise in Building Trading Platforms, Integrating With Crypto Exchanges.」及びhttps://vimeo.com/425248504の「Ripple - Improving our Global Payment Infrastructure with Blockchain Technology & Data Science.」を参考にして作成されています。