先日カナダ当局の承認が降りた北米初のビットコインETF”Purpose BitcoinETF”が、18日にトロント証券取引所に上場し取引をスタートさせた。
カナダではすでに2つ目のビットコインETFも承認されており、投資家たちは大きく注目を寄せている。
18日、北米初の上場投資信託(ETF)である”Purpose BitcoinETF”がトロント証券取引所に上場した。BloombergのETFアナリストであるEricBalchunas氏は、このスタートを「壮大な初日」と表現している。
カナダのBitcoin ETF”$BTCC”はすでに$6400万相当の株を取引した。取引の最初の1時間は言うまでもなく、米国ETFにとって壮大な初日になるだろう。
Wow, the Canada Bitcoin ETF $BTCC already traded $64m worth of shares. That would be an epic full first day for a US ETF let alone in the first hour of trading. Also, the spread is a penny wide. Good start. pic.twitter.com/8A2mSRCsEV
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) February 18, 2021
このETFは、カナダの資産運用会社Purpose Investmentsによって設計された。同社CEOのSom Seif氏は、オンタリオ証券委員会(OSC)との協力がこの新製品のローンチに役立ったと述べている。
OSCはPurpose Bitcoin ETFの立ち上げにおいて重要なパートナーであり、このプロセスを通じて我々と協力してくれる彼らの意欲に感謝しています。彼らの協力と指導のおかげで、私たちはこの新しいETFを投資家の手に届けることができました。
ETFとは”Exchange Traded Funds”の略で、金融市場に上場している投資信託のことを指す。上場していることで株の売買と同じように証券会社を通じての取引が可能となる。そのなかの”ビットコインETF” とはビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託のことだが、これまでに当局によって承認されることはなかった。ETFには様々なメリットがあるが、それを加味しても”不正行為への管理問題”や”価格操作に対する対応法”、”適切な価値評価の難解さ”などが問題視されたためである。その意味でも、今回のトロント証券取引所上場は大きな事柄と捉えることができるだろう。
大きな一歩を踏み出したカナダだが、同国規制当局はすでに”Evolve Fund Group”にも上場投資信託を承認し、着々とビットコインETFに対する取り組みを進めている。この動きはSECや日本国内にも広がってくるのだろうか。投資家たちに取っては注目のニュースとなる。
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この記事は、U TODAYの「World's First Bitcoin ETF Just Launched」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 Takahashi