「ビットコイン(BTC)価格は1年以内に“10万ドル”へと成長」元トランプ政権関係者の著名投資家、冷静な強気見解を主張

ニューヨークに拠点を置く世界的大手ファンドSkybridgeCapitalの創設者Anthony Scaramucci氏が、ビットコイン(BTC)価格について「1年以内に10万ドルを突破する可能性が高い」との見解を示した。

Anthony Scaramucci氏はトランプ政権のホワイトハウス広報部長も務めたことがある人物としても有名で、業界にもたらす影響力は絶大。
今後数ヶ月でのビットコイン価格暴騰に大きな期待を寄せているようだ。

1年以内に「1BTC=10万ドルまで高騰する」有名投資家Anthony Scaramucci氏による主張の真意は一体

ニューヨークに拠点を置く世界的ファンドSkybridgeCapitalの創設者Anthony Scaramucci氏が、今後のビットコイン価格の展望について「1年以内に10万ドルを突破する可能性が高い」との強気な見解を示した。

SkybridgeCapitalとは、約92億ドル(=約9,600億円)もの資産を運用する超大手ファンド。

昨年12月にSEC(米証券取引委員会)に対して仮想通貨ファンドの「Regulation D(レギュレーションD)」を提出したのち、2021年1月上旬にはビットコインへの投資に特化したファンド『SkyBridge Bitcoin Fund LP』を設立していた。ここに言う「Regulation D」とは、最もよく使用される登録義務の免除規定のひとつで、アメリカでは多くのベンチャーキャピタルの資金調達に活用されている。

そんなSkybridgeCapitalを率いるAnthony Scaramucci氏は、かつてトランプ政権のホワイトハウス広報部長も務めた経験のある著名投資家。

今回、業界屈指の影響力を有するAnthony Scaramucci氏がビットコイン価格について非常に強気な見方を示したことで、世界中から大きな注目を集めている。
同氏は、「ビットコインは1年以内に10万ドルで“簡単に”取引できる」と主張した上で、以下のように自身の見解を説明した。

「今後、あなたは一定の基準に従ってビットコインを評価することになるでしょう。そこには、株式や債券、金など…の従来の資産も評価対象になります。(中略) そして、ビットコインはこの戦いの勝者になります。」

重要なのはヘッジファンド業界の“民主化”? ビットコイン取引の簡略化も視野、仮想通貨市場全体の拡大に

さらにAnthony Scaramucci氏は、自身が展開する前出のビットコインへの投資ファンド『SkyBridge Bitcoin Fund LP』にも言及しつつ、以下のように続ける。

「わたしたちが実行しようとしたことのひとつは、“ヘッジファンド業界を民主化”することです。現状、ビットコインを購入するのは依然としてやや難しいです。(中略) したがって、今後5年間でビットコイン取引を取り巻く環境にきわめて大きな動きがあると考えています。」

「ビットコインには非常に明るい未来がある」というAnthony Scaramucci氏の言葉通り、現在SkyBridgeは合計で『約5億ドル』ものビットコインを保有しているとみられている。

加えてAnthony Scaramucci氏は、以下のように語った。

「昨年3月頃の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、わたしのパフォーマンスは大打撃を受けました。(中略) それでもSkyBridgeの『シリーズGファンド』は4月1日から約33%規模の増加を記録しており、その一部にはビットコインの動きが大きく関わっています。

それでもAnthony Scaramucci氏は、「ビットコイン懐疑派の意見もある程度理解できる」とし、慎重な姿勢ものぞかせた。

「依然としてビットコインが不安定な資産であることは変わりありません。予測できない価格変動の影響をきわめて受けやすい傾向にあります。」

1BTC=10万ドル”――トランプ政権にも携わった経験のある有名投資家Anthony Scaramucci氏の予測は、果たして1年以内に実現するのか。

昨今のビットコイン市場急成長に広く貢献する“機関投資家”の動きにも注視しつつ、今後も引き続きビットコインをふくむ仮想通貨市場全体を見守っていきたい。

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この記事は、cryptoslate.comの「Bitcoin could “easily” reach $100,000 by 2022, says Anthony Scaramucci.」を参考にして作成されています。