リップル(Ripple)社の機関投資家市場責任者を務めるBreanne Madigan氏が、XRPをはじめとする仮想通貨市場への「機関投資家の参入が劇的に増加している」ことを報告した。

また、Breanne Madigan氏は、「XRPの高速転送と低コストな取引を活用することで、世界中の決済市場で1兆ドル規模のユースケースが得られる」と考えていることも明かした。

 リップル社「機関投資家の参入増加」を認める、XRPには“価値創造の推進力”

先日Grayscaleと行われたインタビューにて、リップル社のグローバル機関投資家市場責任者を務めるBreanne Madigan氏が、XRPなど仮想通貨市場への「機関投資家の参入が劇的に増加している」ことを報告した。

加えてBreanne Madigan氏は、ビットコイン(BTC)およびXRPの新たな価値提案についての見解も語る。

「現存するそれぞれの仮想通貨を見てください。それらの有用性、コアバリュープロポジション、市場規模など、様々なことを理解しましょう。その中でも、XRPが解決する市場機会は、数兆ドルにのぼります。XRPの高速転送と低コストな取引所の活用により、国際的な決済市場で1兆ドル規模のユースケースが得られます。すなわち、XRPには「価値創造」の推進力があるのです。」

「ビットコインについては、“金”とビットコインの時価総額を比較してみてください。ビットコイン市場にはまだまだ成長の余地があり、現在のわたしたちは、まだこの市場の初期段階にあるということです。巨大な機関投資家や企業がビットコインに巨額の資金を投入することは、非常に魅力的でもあります。()

そしてBreanne Madigan氏は、ビットコインとXRPについて以下のように述べ、両通貨の将来性を高く評価した。

多くの投資家が“長期的な価値の創造”に目を向けています。実際のところ、適切な価値提案がなされ、問題解決の手段が評価される仮想通貨のみ、投資家たちから(投資先として)選択されます。(中略)また、投資家はこの分野(=ビットコイン、XRPなどの仮想通貨)に投資する際は、そのユーティリティとユースケースを十分に検討する必要があるといえるでしょう。」

2020年の仮想通貨業界は、ビットコインやXRPなど主要通貨のみならず、DeFiトークンやステーブルコイン等、本当にさまざまな通貨が幅広く注目を集めた。

非常に多くの通貨が存在している今だからこそ、上記リップル社責任者が語るように、今後はそのユーティリティやユースケースを見極めていく必要がありそうだ。

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この記事は、dailyhodl.comの「Ripple’s Head of Global Institutional Markets Says XRP Addressing Multi Trillion-Dollar Market, Recommends Barbell Strategy for Crypto Investors.」を参考にして作成されています。