イーサリアムはアルトコインとして機能するのか
イーサリアム(ETH)の市場占有率が、ビットコインを大幅に下回る8%にまで低下したことが明らかになったとEWN紙が報道。
イーサリアムが市場占有率で最低値をつけたのは約2年ぶりである。
このイーサリアムのパフォーマンス低下の原因は、ICO件数及び調達額の低下にあると考えられている。
以前のICOでは、イーサリアムのプラットフォームを介して発行されたETHを、投資家たちはこぞって購入していた。
しかし、2017年後半から2018年にかけては、アメリカでICOに対する規制強化の動きが活発化したことにより、ICOの件数及び調達額は減少傾向にある。
また、イーサリアムのアルトコインとしてのパフォーマンス低下はあらゆる場でも叫ばれる。
先月、機関投資家向けに暗号資産(仮想通貨)投資プラットフォームを手がけているSFOXが公表したレポートがいい例だ。
「イーサリアムをアルトコインとして分類するのはもはや間違っているのかもしれない。」
気になるイーサリアムの今後
確かに、現在イーサリアムの人気がしぼんでいっている。
これは変えることのできない事実である。
しかし、それでもイーサリアムにはまだ希望も多数残されており失望するには時期尚早だ。
先日、暗号資産(仮想通貨)アナリストのDonAltは、イーサリアムに関するフラクタル(図形の部分と全体が自己相似になっているもの)を指摘した。
この指摘は、今後イーサリアムが再び上昇して、史上最高を記録する可能性があることを示唆している。
また、Teddy Cleps氏は、ETH / USDチャートについて、イーサリアムに対して強気な分析結果をツイートしている。
Cleps氏は昨日、イーサリアムの1日チャートが「非常に興味深く」見えることを指摘し、21日と200日の指数移動平均(EMA)上に終止符を打った。
これはイーサリアムが上昇傾向にあることを意味する。
さらに、トレンドを追跡するために使用される指標である移動平均収束/発散(MACD)も強気に反転した。
これらの結果を踏まえると、イーサリアムは今後数日でさらに上昇するはずである。
もっとも重要な点は、イーサリアムが260ドル(約27,500円)に達するまで抵抗がほとんどないという点だ。
そのため、十分な購買圧力さえあればイーサリアムが260ドルまで到達するには苦労しないだろう。
イーサリアムの市場占有率が著しく低下しているのは事実であるが、悲観するだけでなくイーサリアムの明るい点に希望を見出していくべきだ。
イーサリアムは今後暗号資産(仮想通貨)が発展していく上で、なくてはならないプラットフォームのひとつであることは自明である。
今後のイーサリアムの価格変動から目が離せない。
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