オーストラリアで仮想通貨取引所のライセンス体制を実施するための新しい法案が提出される
今週水曜日、オーストラリアの野党上院議員アンドリュー・ブラッグ氏が、仮想通貨取引所のライセンス体制を実施するための新しい法案を議会に提出した。
当該法案が可決された場合、オーストラリアの仮想通貨取引所は、適法に運営するためのライセンスを取得する必要があり、同様にライセンス要件の対象となる国内の他の金融サービスプロバイダーと足並みをそろえることになる。
ブラッグ氏によると、この法案は、規制措置を導入することで消費者を保護し、デジタル資産への投資を促進することを目的としているという。その他、この法案には、ステーブルコインと保管義務を規制する規定も含まれている。
また、ブラッグ氏は、現在の労働党政権が仮想通貨規制に関連する複数の勧告を実施できていないことを批判。オーストラリアの上院特別委員会は、2021年10月にテクノロジー及び金融センターとしてこれらの規制を導入していた。
さらに、ブラッグ上院議員は、「オーストラリア政府が業界を取り巻く規制を明確にすることができないため、FTXの崩壊など業界全体の出来事に対して脆弱になっている」と主張し、以下のようにつけ加えた。
「オーストラリアは、デジタル資産の消費者を保護しながら、デジタル資産のハブになることができます。しかし、私たちは今行動しなければなりません。」
昨年、オーストラリア取引報告分析センター(AUSTRAC)は、BinanceとCoinbaseという 2つのグローバルな仮想通貨取引所に対して法的手続きを開始した。これら2つの取引所は、アンチマネーロンダリング法及び対テロ資金調達法に違反したとされていた。
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この記事は「Australian Parliament Seeks To Accelerate Regulation Of Crypto Sector」を参考にしています。