大手仮想通貨取引所のクラーケンが10月のビットコイン市場のレポートを公表している。
同社はビットコインクジラが強気の姿勢を崩していないため、ビットコインの価格が更に上昇する可能性があると考えている。
10月はビットコインクジラの買い圧力が強まる
クラーケンの調査部門であるクラーケン・インテリジェンスが、供給ショックとビットコインクジラの蓄積が相まって、10月初旬に始まった強力な上昇トレンドの一因となっていると指摘している。
同社の調査によると、ビットコインクジラ(100ビットコイン以上を保有するアドレス)は、今月初めから保有量を約0.25%増やし、7200億ドル(約82兆円)を突破したとのことだ。
さらに、この10月中にビットコイン市場に参入したクジラの数も増えており、100BTC以上を保有するウォレットの数は1.6%増加して1万6156人となっている。
(出典元:KrakenIntelligence)
また、ウォレットに保有されているビットコインの数以外にも、取引所の残高が市場に売り圧力がかかっているかどうかを判断するのに適した指標として見られている。
今年5月の暴落の際には取引所の残高が増加したが、現時点ではこうした兆候が見られていない。
そのため、同社はビットコインが10月に過去最高値を記録した後もクジラが利益を確定せずに保有していることから、市場はさらに上昇する可能性があると考えている。
31日7時時点で700万円付近で推移しているビットコインであるが、年末にかけて更に上昇は続くのだろうか、今後の展開に注目したい。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
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この記事はZyCryptoの「Data Shows Bitcoin Price Is Being Propped Up By Whales’ Buying Spree」を参考にして作られています。