「2020年の暗号資産(仮想通貨)価格はどのように変化するのか?」その疑問に答えるため、2020年上半期に起きる暗号資産(仮想通貨)相場に大きな影響を与える可能性の高いイベントを6つ紹介する。
価格上昇に繋がりそうなイベントと下落に繋がりそうなイベントそれぞれ3つずつ、ランキング形式での紹介となる。
仮想通貨価格の上昇に繋がるイベントTOP3

まずは暗号資産(仮想通貨)価格の上昇に繋がりそうなイベントから見ていこう。
1位 ビットコインが半減期を迎える
ビットコインは2020年5月に、最も重要なイベントである半減期を迎える。
半減期とは、それ以後でマイニング報酬として新たに産出されるビットコインが半減してしまう時期のことだ。
これを迎えると、以後ビットコインは需要と供給のバランスを取るために価格が上昇する。
実際に2016年の半減期では、その前後でビットコインの価格が50%以上も上昇している。
そのため、半減期は非常に強い上昇ファンダとしてビットコインユーザーに認識されているのだ。
ただし、それだけ強いファンダだけに、万が一空振ってしまった場合、大きく下落する可能性があるので注意が必要だ。
2位 イーサリアム2.0へのアップデート
イーサリアムの大型アップデート第一弾と第二弾が、それぞれ1月3日と6月に訪れる。
イーサリアムは現在、イーサリアム2.0と呼ばれる当初のロードマップにおける最終段階への移行期にある。
このアップデートにより、イーサリアムは分散型アプリケーション(DApps)用のプラットフォームとしての完成度を大きく上げるだろう。
このアップデートは三段階に分けて行われ、先程紹介した第一弾はフェイズ・ゼロと呼ばれる準備段階だ。
その後、今年6月に第二弾となる、フェイズ1と呼ばれるアップデートも予定されており、そのどちらもがイーサリアム上昇の強いファンダになるだろう。
3位 CME、ビットコインのオプション取引開始
アメリカ最大の先物取引所であるCMEが、1月13日から新たにビットコインのオプション取引を開始すると発表した。
オプション取引とは、期日までにある商品を売る/買う権利(オプション)を売買する取引だ。
これによって市場にはさらなる投資家が集まり、価格が上昇する可能性が高い。
仮想通貨価格の下落に繋がるイベントTOP3

では次に、暗号資産(仮想通貨)価格の下落に繋がるイベントを見ていこう。
1位 米ビットコインETFの非承認
米証券取引委員会(SEC)によってビットコイン上場投資信託(ETF)が審議で否認された場合、失望感から市場に悪影響となる可能性が高い。
現在審議中のものとして、ビットコイン以外に米国債なども運用に組み込んだWilshire Phoenix社のバスケット型ETFがある。
これは今まで却下されてきた、BTCの価格のみを指標として運用する単一型ETFに比べて投資リスクの低い金融商品と見られており、SECの審査を通過する可能性がより高いと期待されている。
しかしながら、SECはこれまでビットコインETFの認可を出しておらず、厳しい戦いになりそうだ。
この審査通過の可否は2020年2月26日までに行われる予定だ。
一方で、この審査で承認が降りれば、大きな上昇ファンダになる可能性もあるので注意が必要だ。
2位 改正金商法の施行
2020年4月に施行される改正金商法により、ビットコインを始めとした暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引に大きな規制がかけられてしまう。
そのため、これまでの暗号資産(仮想通貨)投資の一つの魅力であった「ボラティリティが大きいだけでなく、レバレッジもかけられるから一攫千金を狙いやすい」という特徴が弱くなってしまう。
そのため、日本の暗号資産(仮想通貨)ユーザーの数が減り、市場に投入される資金が少なくなってしまう可能性があるのだ。
市場から投資家の資金が引き上げられていまえば、価格の下落に繋がるだろう。
ただし、これはあくまで日本国内での話であり、市場を世界規模で見た場合にはあまり大きな影響は出ないかもしれないのでそこまで悲観的になる必要はないだろう。。
3位 リップルの集団訴訟
現在リップルはアメリカで「XRPは証券トークンか否か」をめぐる集団訴訟を起こされている。
訴訟の内容については当該記事に詳しく書いてあるため、そちらに目を通していただきたい。
その規模こそ大きくはないものの、リップル社は結果次第で風評被害を受けてしまうリスクが存在している。
リップルはリップル社によって中央集権的に管理されているトークンであるため、リップル社が風評被害などにあった場合、価格の下落に繋がる可能性が高い。
口頭弁論が2020年1月15日に行われる予定で、結果は来年中にも出ることになる。
まとめ
以上、暗号資産(仮想通貨)価格の上昇に繋がるイベントと下落に繋がるイベントを3つずつ紹介した。
ここで忘れてはいけないのが、これらのイベントの効果は成り行き次第で逆転する可能性があるということだ。
例えば、ビットコインの半減期は非常に強い上昇ファンダだが、もしここで価格の上昇が起きなかった場合、投資家たちは失望感からこぞってビットコインを手放すだろう。
そうした場合、大きな下落が発生する可能性がある。
逆に、否認濃厚なビットコインETFが承認された場合は期待感から大きく上昇する可能性もある。
このように、イベントそれぞれを漠然と価格上昇・下落で捉えるのは危険であり、予想通りにならなかった場合にも注意する必要がある。