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イーサリアム、取引確定を約16分から4分へ短縮するEIP草案を提出

2026年10月23日 17:57  Arai Yu

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イーサリアムの研究者5人は10月21日、取引のファイナリティを現在の約16分から約4分へ短縮することを目指すコアEIP草案「EIP-8453 Decoupled Consensus」を提出した。暗号資産(仮想通貨)の送金やクロスチェーン処理で、確定待ちに伴う資金拘束を減らす提案となる。

草案を提出したのはベン・エッジントン(Ben Edgington、Ethereum fast-finality研究コーディネーター)、フランチェスコ・ダマート、ロベルト・サルティーニ、ヤン・フォンランテン、ミハイル・カリーニンの5人だ。

GitHubのethereum/EIPsリポジトリにプルリクエスト #12566として追加され、同日付でEIP-8453が割り当てられた。

提案の中核は、検証者の投票を「チェーンの先頭選択」と「ファイナリティ」で分離する点にある。現行のGasperでは1回の投票が両方を兼ね、ファイナリティまで2エポック、約16分を要する。

EIP-8453では、1スロットごとに約512人の小委員会がヘッド投票を担い、小委員会以外の全バリデータが別のスケジュールでファイナリティ投票を行えるようにし、初期目標として少なくとも4倍の高速化を掲げた。

この変更で、クロスチェーン橋や送金サービスの資本効率改善につながる可能性がある。1時間あたり100万ドルを利用者に先払いするサービスでは、16分の確定待ち中に約26万7000ドルの資金が滞留するが、4分なら約6万7000ドルに縮小する計算になる。草案ではこのほか、フォーク選択の安全性向上や、将来的な耐量子署名への移行基盤としての活用も追加目標に挙げた。

画像:Shutterstock

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