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【指標発表】米10月PMI発表|AI株急落の余波のなか、ビットコインは8万ドルを守れるか

2026年10月23日 19:01  Arai Yu

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本日10月23日(金)22:45に、S&Pグローバルが算出する米国の10月購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されます。

PMIは企業の購買担当者への聞き取りをもとに景気の勢いを示す指標で、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示します。月末を待たずに当月の状況がわかるため、来週27〜28日のFOMCを前に、10月の米景気を確かめる最初のデータとなります。

今回は市場の空気が一変したなかでの発表です。22日の米国市場ではAI投資の回収への不安からナスダックが2.6%下落し、6月以来の大きさとなりました。資金は米国債に逃げ込み、10年債利回りは約1カ月ぶりに5%を下回っています。ビットコインもこの流れに巻き込まれ、一時8万940ドルまで下落しました。

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PMI(10月速報)の前回値と予想

日付 重要度 時刻 イベント 前回 予想
10/23(金) ★★★ 22:45 製造業PMI(10月速報)
サービス業PMI(10月速報)
総合PMI(10月速報)
55.9
58.8
58.4
55.5
58.0
–

9月の総合PMIは58.4と2021年7月以来の高い伸びを記録し、価格の上昇ペースも2022年10月以来の速さに達していました。今回は製造業が55.5、サービス業が58.0と、高い水準を保ちながら小幅に減速する予想です。

焦点は二つあります。一つは、AI関連株の急落が示す先行きへの不安が、企業の景況感にまで及んでいるかどうかです。もう一つは価格の項目で、中東情勢を受けた原油高が続くなか、仕入れや販売の価格上昇が加速していれば、インフレの長期化が意識されます。

市場では来週のFOMCでの利上げ確率は約15%にとどまり、追加利上げは12月以降とみられています。今回の結果は、その時期の見方を左右する材料にもなります。

結果別・ビットコインへの影響

予想を上回った場合

景気の強さと物価上昇圧力が意識され、22日に5%を割り込んだ米長期金利が再び上昇しやすくなります。年内の追加利上げ観測も強まり、ハイテク株とともにビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。とくに価格の項目が加速していれば、FOMCを前に引き締めへの警戒が高まります。

注目ライン:8万ドルを割り込むと、今月中旬につけた7万9800ドル付近が次の目安となります。

予想を下回った場合

景気の減速が意識され、追加利上げ観測は一段と後退しやすくなります。ただし22日には長期金利が大きく低下するなかでもビットコインは下落しており、足元は金利よりもハイテク株の動きに連動しやすい地合いです。景気減速への懸念が株安を広げる形になれば、金利低下よりも株安の影響が上回る展開も考えられます。

注目ライン:株式市場が落ち着きを取り戻して買い戻しが入れば、本日の高値8万2000ドル、その上の日足20日移動平均8万2900ドル付近が戻りの目安となります。

発表前に注目したいビットコインのラインとは

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは8万1600ドル前後で推移しています。22日未明には8万4900ドル近くまで上昇しましたが、その後は売りが広がり、AI株安と原油高が重なった23日未明に8万940ドルまで下げました。24時間で清算された買い持ちは4億ドルを超えています。

下値では8万ドルが意識されます。今月は8日に8万400ドル付近、中旬に一時7万9800ドルまで下げたものの、いずれも8万ドル前後で切り返しており、何度も下げ止まってきた水準です。上値では8万2000ドル、日足20日移動平均の8万2900ドル、さらに21〜22日に押し戻された8万4400〜8万4900ドルが段階的に控えています。

市場心理を示すFear & Greed指数は前日の68から50まで低下し、米国の現物ETFも22日に純流出へ転じました。ハイテク株への売りが続くかどうかが、ビットコインの方向を左右する局面です。

来週はFOMCと日銀会合が控えており、週末にかけて値動きが大きくなりやすいため、ポジション管理には十分ご注意ください。

参考元:investing
画像:shutterstock

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