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ビットコイン、AI株安と原油高で8万1000ドルまで下落|テスラ・メタの決算とトランプ氏のイラン発言が重なる

2026年10月23日 08:43  2026年10月23日 08:46  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は10月23日午前8時時点で8万1351ドルと、前日同時刻から3.67%安です。24時間高値は22日8時の8万4500ドル、24時間安値は23日1時50分の8万940ドルでした。

テスラとメタの決算でAI投資への疑念が強まり、アジアと米国でAI株安が広がりました。さらにトランプ大統領がイランとは「交渉していない」と述べ、原油(WTI)は100ドルを超えました。AI株安と原油高が重なり、BTCは8万940ドルまで下落し、24時間の買い持ちの清算は4億ドルを超えています。

本日17時には1万6170BTCのオプション満期を迎え、来週29日3時にはFOMCの結果が公表されます。

テスラQ3決算、設備投資が予想下回る|ビットコイン8万2000ドル割れ

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは22日8時に24時間高値8万4500ドルをつけたあと、10時台に8万4377ドルから下げ始め、11時30分に8万2785ドルまで下落しました。11時台の出来高は1867BTCと24時間で最も多くなっています。その後も12〜21時台にかけて8万2992ドルから8万1633ドルまでじりじりと下げました。

22時30分の米国市場の取引開始後、22時台に出来高1495BTCを伴って8万1376ドルまで下げ、0時台に8万1328ドル、1時50分に24時間安値8万940ドルをつけました。その後は8万1048〜8万1568ドルで推移し、8時は8万1351ドルでした。

24時間の出来高は1万9786BTC、値幅は4.22%です。ETHは3.99%安、XRPは4.69%安、SOLは3.81%安と、主要な暗号資産もそろって下げました。コインベース・プレミアムは-105.82ドルです。

相場を動かした背景

テスラ・メタの決算でAI投資に疑念、AI株安でBTCは8万940ドルまで下落

22日5時に発表されたテスラの決算は、設備投資が47億3000万ドルと予想の79億6000万ドルを大きく下回り、利益は43%減と報じられました。メタはAI投資の資金を集めるため、議決権のない株式をつくる計画を示しています。AI投資の先行きへの疑念が強まり、アジアではKOSPIが3.52%安、日経平均が2.65%安となりました。BTCも10〜11時台に約1600ドル下げ、先物の建玉が2時間で4147BTC減るなど、買い持ちの清算が続いたとみられます。

米国市場でもAI株安が続き、メタは6.98%安、スペースXは9.14%安、テスラは3.08%安で、半導体株指数は6.7%安、ナスダック総合指数は2.60%安となりました。ナスダック100先物は22日9時から23日3時にかけて2.4%下げ続け、BTCも22時台に8万1376ドルまで下げています。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、19日9時に始まった今週の足が始値8万2116ドル、高値8万4898ドル、安値8万940ドルで、8時時点では始値を下回る陰線となり、長い上ヒゲが残っています。価格は20週線7万2479ドル、50週線7万6117ドル、200週線6万7169ドルを上回り、100週線8万9566ドルが上方にあります。RSIは56.2、MACDのヒストグラムは先週の確定値2290.1から1876.6に縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万3083ドルと50日線8万1823ドルを下回り、100日線7万4995ドルと200日線7万2836ドルを上回っています。RSIは前日の58.0から45.9に下がりました。MACDラインは56.3とシグナル258.7を下回り、ヒストグラムは21日の足で確定した-127.8から、9時に確定する22日の足では-202.4とマイナス幅が再び広がっています。

ボリンジャーバンドは8万62〜8万6103ドルで、幅は7.27%です。22日の足は8万4377ドルから8万940ドルまで下げた大きな陰線で、21日の上げを打ち消しました。安値は15日7万9800ドル、18日8万684ドル、20日8万1200ドル、22日8万940ドルと、8万ドル台前半で下げ止まる動きが続いています。

50日線と200日線の差は8987ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは50日線8万1823ドル、その上は20日線8万3083ドルで、下値メドはバンド下限8万62ドル、その下は15日の安値7万9800ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線8万2562ドル、50期間線8万2113ドル、100期間線8万2691ドル、200期間線8万3503ドルをすべて下回っています。50期間線は200期間線を1390ドル下回り、デッドクロスの状態です。RSIは39.9です。

22日21時からの足は8万2087ドルから8万1328ドルまで下げ、出来高4286BTCと直近4本で最も多くなりました。23日1時からの足は8万940ドルまで下げて8万1494ドルで引けています。MACDはライン-82.0がシグナル160.3を下回り、ヒストグラムは145.6から-242.3まで6本続けて下がっています。

ボリンジャーバンドは8万619〜8万4504ドルで、幅は4.71%です。上値メドは50期間線8万2113ドルと20期間線8万2562ドル、下値メドはバンド下限8万619ドルと24時間安値8万940ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万1871ドル、50時間線8万2926ドル、100時間線8万2535ドル、200時間線8万2109ドルをすべて下回っています。一目均衡表では転換線8万1431ドルが基準線8万2893ドルを下回り、価格は雲8万3049〜8万3864ドルの下、遅行スパン8万1351ドルも26本前の8万4685ドルを下回る三役逆転の状態です。

MACDラインは-503.4でシグナル-494.3を下回っていますが、ヒストグラムは-126.8から-9.2までマイナス幅が縮んでいます。RSIは33.9です。ボリンジャーバンドは8万805〜8万2937ドルで、幅は2.61%です。

サポートは24時間安値8万940ドル、バンド下限8万805ドル、日足のバンド下限8万62ドル、15日の安値7万9800ドルです。レジスタンスは転換線8万1431ドル、50日線8万1823ドル、20時間線8万1871ドル、200時間線8万2109ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万5766BTCと、24時間で2748BTC減りました。アジア時間の9〜15時台に計5310BTC減った一方、米国時間の22〜0時台には計2136BTC増えています。

暗号資産全体の清算は8時10分時点の24時間で4億7008万ドルで、うち買い持ちが4億3191万ドルと91.9%を占め、買い持ちの清算は4億ドルを超えました。資金調達率は22日9時が0.0005%、17時が-0.0014%、23日1時が0.0013%とほぼゼロです。

清算ライン

ロング・ショート比率は22日8時の1.015から23日8時の2.084まで急上昇し、下げる途中で買い持ちの口座が急増しました。上位トレーダーの建玉比は1.647から1.476に下がっています。

下値では、24時間安値8万940ドルを割り込むと、増えた買い持ちの手じまいや清算が出やすくなる可能性があります。上値では、50日線8万1823ドルと200時間線8万2109ドルを回復できるかが意識されます。

ETF

米現物BTC ETFの10月21日分は5億2480万ドルの流入で確定し、IBITが2億3500万ドル、FBTCが2億1270万ドルの流入でした。19〜21日の3日間で10億7470万ドルが流入し、10月は21日までの累計で4億6000万ドルの流入に転じています。22日分は主要銘柄が未報告で、暫定では2720万ドルの流出です。ETFの平均の取得コストは8万1500ドル前後と報じられており、現在価格はその水準にあります。

オプションは本日17時の満期が1万6170BTC、想定元本13.14億ドル、プット・コール比率は1.02で、マックスペインは8万2000ドルです。30日17時には13万6478BTC、想定元本110.87億ドルの月末満期を控え、マックスペインは7万8000ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、来週29日3時に結果が公表されるFOMCを前にした米国のAI株の動きです。10月の利上げ確率は8.0%まで下がり、29日5時にはアルファベットとマイクロソフト、30日5時にはアマゾンが決算を発表します。AI投資への疑念が続くかどうかが、BTCの戻りを左右する可能性があります。

17時にはDeribitで1万6170BTCのオプション満期を迎え、マックスペインは8万2000ドルです。22時台後半には10月の米S&PグローバルPMI速報(製造業の予想55.5)、23時にはミシガン大学消費者信頼感指数の確報(予想46.3)が発表されます。

上抜けシナリオでは、転換線8万1431ドルと50日線8万1823ドルを回復すれば、200時間線8万2109ドル、さらに4時間足の20期間線8万2562ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、24時間安値8万940ドルを割り込むと日足のバンド下限8万62ドル、さらに15日の安値7万9800ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万1823ドルと下値8万940ドルです。

まとめ

23日のBTCは8万1351ドルと、前日同時刻から3.67%安でした。テスラとメタの決算でAI株安が広がり、トランプ大統領のイラン発言で原油が100ドルを超えると、AI株安と原油高が重なり、BTCは8万940ドルまで下落しました。

日足は50日線を下回り、1時間足は三役逆転です。一方、日足の安値は8万ドル台前半で下げ止まる動きが続き、1時間足のMACDはマイナス幅が縮んでいます。

短期の焦点は、8万1823ドルの回復か8万940ドル割れかです。AI株と原油の動きに加え、来週29日3時のFOMCが、8万1000ドル台を保てるかの分かれ目になる可能性があります。

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