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ビットコイン、8万1800ドル台まで持ち直し|AI銘柄急落でブラックマンデー警戒

2026年10月19日 08:26  2026年10月19日 08:28  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は10月19日午前8時時点で8万1764ドルと、前日同時刻から0.50%高です。24時間高値は18日18時40分の8万2295ドル、24時間安値は19日5時20分の8万684ドルでした。

金曜の米国市場でAI銘柄が急落し、1987年の株価暴落「ブラックマンデー」から39年となる19日を前に、再来を警戒する声も出ていました。BTCは週末の薄商いのなかで8万684ドルまで下げましたが、7時に取引が始まった米株先物の反発とともに買い戻され、ナスダック100先物が0.5%高と報じられるなか、8万1800ドル台まで持ち直しています。

本日は11時に中国の7〜9月期GDPが発表され、22時30分に米国市場の取引が始まります。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは18日8〜17時台に8万1217〜8万2078ドルでもみ合い、18時台に出来高680BTCを伴って上げ、18時40分に24時間高値8万2295ドルをつけました。その後は21時台まで8万1920〜8万2265ドルで推移しています。

22時20分から下げ始め、22時台は出来高750BTCを伴って8万1314ドルまで下落し、23時台に8万1037ドル、0時台に8万1004ドルをつけました。1〜3時台は8万1034〜8万1283ドルで推移したあと、4時台に8万786ドル、5時20分には24時間安値8万684ドルまで下げています。

7時に入ると5分間で出来高159BTCを伴って約380ドル上げ、7時50分に8万1838ドルまで戻し、8時は8万1764ドルでした。24時間の出来高は9620BTC、値幅は1.98%で、7時台の792BTCが最も多くなりました。ETHは0.10%高、XRPは0.69%高、SOLは0.79%高で、コインベース・プレミアムは-88.77ドルです。

相場を動かした背景

AI銘柄の急落でブラックマンデー警戒、週明けの米株先物は反発

16日の米国市場ではAI銘柄の売りが続き、ナスダック総合指数は2.14%安、フィラデルフィア半導体株指数は3.8%安で引け、VIXは21.5%上がって19.99となりました。ナスダック100指数は週間で5.5%安と2025年4月以来の大きな下げとなり、半導体株は8営業日続落と2008年以来の連続安になったと報じられています。AI向けの計算基盤を手がけるコアウィーブの社債も、経営難を示す水準まで売られたと報じられました。

19日は、1987年10月19日にダウ平均が1日で22.6%下げたブラックマンデーから39年にあたり、週明けの再来を警戒する声も出ていました。18日14時40分ごろには、マイクロソフトが英国でのデータセンター案件を取りやめたと報じられましたが、BTCの14時台は8万1669〜8万1873ドルと動いていません。BTCは材料の見当たらないまま、週末の薄商いのなかで5時20分に8万684ドルまで下げました。

7時に米株先物の取引が始まると、ナスダック100先物は金曜の終値2万9391を下回る2万9227から、7時台に2万9595まで上げ、0.5%高と報じられました。原油先物(WTI)も98.25ドルと、金曜の99.02ドルから0.8%安となっています。BTCも米株先物の反発とともに5分間で約380ドル上げ、8万1800ドル台まで持ち直しました。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、12日9時に始まった今週の足が始値8万3773ドル、高値8万4352ドル、安値7万9800ドルで、本日9時に確定します。8時時点では8万1764ドルと始値を下回る陰線で、安値は先週の8万394ドルを下回りました。価格は20週線7万1560ドル、50週線7万6577ドル、200週線6万6845ドルを上回り、100週線8万9728ドルだけが上方にあります。RSIは56.8、MACDのヒストグラムは2267.7と先週の確定値2679.8から減り、2週続けて縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万3379ドルを下回り、50日線8万1428ドル、100日線7万4238ドル、200日線7万2533ドルを上回っています。RSIは47.4です。MACDラインは32.3とシグナル506.2を下回っていますが、ヒストグラムは17日の足で確定した-520.4から、9時に確定する18日の足では-473.9とマイナス幅が縮んでいます。

ボリンジャーバンドは8万370〜8万6387ドルで、幅は7.22%です。安値は15日の7万9800ドルのあと、16日8万809ドル、17日8万820ドル、18日8万684ドルと、3日続けて8万700ドル前後で下げ止まっています。高値は16日8万2941ドル、17日8万1770ドル、18日8万2295ドルで、50日線を挟んだもみ合いが続いています。

50日線と200日線の差は8896ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは20日線8万3379ドル、その上はバンド上限8万6387ドルで、下値メドはバンド下限8万370ドルと15日の安値7万9800ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、50期間線8万2445ドルが200期間線8万2938ドルを494ドル下回り、デッドクロスの状態です。価格は20期間線8万1756ドルをわずかに上回る一方、50期間線、100期間線8万3358ドル、200期間線を下回っています。RSIは48.9です。

18日21時からの足は8万1004ドルまで下げて8万1178ドルで引け、出来高2036BTCの陰線でした。19日5時からの足は8万684ドルまで下げたあと8万1764ドルまで戻し、出来高2050BTCと直近4本で最も多い、長い下ヒゲの陽線になっています(未確定)。MACDはライン-261.2がシグナル-282.3を上回り、ヒストグラムは-11.5から21.1とプラスに戻りました。

ボリンジャーバンドは8万905〜8万2606ドルで、幅は2.08%まで縮んでいます。上値メドは50期間線8万2445ドルとバンド上限8万2606ドル、その上は200期間線8万2938ドルで、下値メドはバンド下限8万905ドルと24時間安値8万684ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万1552ドル、50時間線8万1554ドル、100時間線8万1662ドルを上回り、200時間線8万2423ドルを下回っています。一目均衡表では転換線8万1261ドルが基準線8万1490ドルを下回っていますが、遅行スパン8万1764ドルは26本前の8万1658ドルを上回り、価格は雲8万1423〜8万1875ドルの中にあります。

MACDラインは-109.7でシグナル-94.2を下回っていますが、ヒストグラムは-96.2から-93.4、-69.5、-15.6とマイナス幅が縮んでいます。RSIは56.1です。ボリンジャーバンドは8万750〜8万2355ドルで、幅は1.97%です。

サポートは100時間線8万1662ドル、20時間線と50時間線が重なる8万1552〜8万1554ドル、基準線8万1490ドル、50日線8万1428ドル、雲の下限8万1423ドル、その下が24時間安値8万684ドルです。レジスタンスは7時50分の高値8万1838ドル、雲の上限8万1875ドル、24時間高値8万2295ドル、200時間線8万2423ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万3296BTCと、24時間で1052BTC減りました。18時台の上昇で774BTC増えたあと、下げた22時台に1787BTC減っており、買い持ちの手じまいが出たとみられます。

暗号資産全体の清算は8時時点の24時間で2億6523万ドルで、うち買い持ちが70.2%を占めました。直近4時間では1億4955万ドルのうち買い持ちが1億1314万ドルと、5時台の下げで買い持ちの清算が膨らんだとみられます。資金調達率は18日9時が0.0064%、17時が0.0060%、19日1時が0.0058%と小幅なプラスです。

清算ライン

ロング・ショート比率は18日22時の1.614から19日7時に1.875まで上がり、8時は1.855でした。下げる途中で買い持ちの口座が増えています。上位トレーダーの建玉比は18日18時の1.804から19日0時に1.735まで下がり、8時は1.78に戻しました。

下値では、24時間安値8万684ドルを割り込むと、増えた買い持ちの手じまいや清算が出やすくなる可能性があります。上値では雲の上限8万1875ドルと24時間高値8万2295ドルが意識されます。

ETF

米現物BTC ETFの10月16日分は8240万ドルの流出で確定し、IBITが7180万ドル、FBTCが1060万ドルの流出でした。12〜16日の週は2億2840万ドルの流出で、10月は16日までの累計で6億1470万ドルの流出となっています。

オプションは本日17時の満期が2944BTC、想定元本2.40億ドル、プット・コール比率は0.82で、マックスペインは8万2000ドルです。23日17時の満期は1万4950BTC、想定元本12.21億ドル、プット・コール比率は1.25で、マックスペインは8万2000ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、22時30分に始まる米国市場の取引です。ブラックマンデーから39年の19日に、金曜に急落したAI銘柄の売りが再び強まるか、米株先物の反発が続くかが注目されます。金曜にVIXが20%以上上がった過去32回のうち、25回は翌月曜にVIXが下がったとの分析もあります。その前の11時には中国の7〜9月期GDPが発表され、前年比4.4%と前回の4.3%を上回る予想です。

11時には中国の9月の小売売上高と鉱工業生産も発表され、17時にはDeribitで2944BTCのオプション満期を迎えます。23時には米国のNAHB住宅市場指数(予想31)が発表されます。FRBは17日から発言を控える期間に入っており、10月のFOMCの結果は29日3時に公表されます。10月の利上げ確率は16.1%です。

上抜けシナリオでは、雲の上限8万1875ドルを上抜ければ24時間高値8万2295ドル、200時間線8万2423ドルと4時間足の50期間線8万2445ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、50日線8万1428ドルを割り込むと24時間安値8万684ドル、さらに日足のバンド下限8万370ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万1875ドルと下値8万1428ドルです。

まとめ

19日のBTCは8万1764ドルと、前日同時刻から0.50%高でした。金曜のAI銘柄の急落でブラックマンデーの再来を警戒する声も出るなか、週末の薄商いで8万684ドルまで下げましたが、ナスダック100先物が0.5%高となった米株先物の反発とともに、8万1800ドル台まで持ち直しました。

日足は3日続けて8万700ドル前後で下げ止まり、50日線8万1428ドルの上を保っています。一方、4時間足は50期間線が200期間線を下回るデッドクロスの状態で、1時間足では価格が雲の中にあります。

短期の焦点は、8万1875ドルの上抜けか8万1428ドル割れかです。11時の中国GDPに続き、22時30分からの米国市場でAI銘柄の売りが再び強まるか、先物の反発が続くかが、8万1800ドル台の戻りを保てるかの分かれ目になる可能性があります。

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