暗号資産(仮想通貨)市場は下落しました。15日午後0時10分時点でビットコイン(BTC)は8万1330ドルで期間2.63%安、イーサリアム(ETH)は2376ドルで5.62%安、リップル(XRP)は1.31ドルで4.48%安です。
14日夜の米国の物価指標でインフレの加速が示されると、利上げ観測が強まり、株とともに売られました。15日昼前には一段安となっています。
ビットコイン、米CPI上振れで8万2000ドル割れまで下落|10月の利上げ確率は28.7%に上昇
ビットコイン、一時8万1000ドルを割り込む

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは14日17時10分に8万4147ドルまで上げましたが、8万4000ドル台は続きませんでした。21時30分に米消費者物価指数が発表されると、直後の1分で8万3860ドルから8万2929ドルまで1.1%下げています。
その後も売りが続き、23時15分には8万2000ドルを割り込みました。15日11時20分すぎに売りが急に強まり、11時25分には8万226ドルと9月20日以来の安値をつけています。足元は8万1000ドル台前半で推移しています。
イーサリアム、2300ドル台前半まで売られる

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも14日17時10分の2530ドルを高値に、発表後は売りが強まりました。15日11時25分には2318ドルと、8月21日以来の安値に沈んでいます。
14日0時からの下げは5%を超え、BTCの2倍を上回りました。11時台の下げでは先物の手じまいがBTCより大きく、持ち直したあとも2400ドルを下回っています。
リップル、1.28ドルまで値を下げる

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は14日17時10分に1.39ドルまで上げたあと、発表後は売られました。15日11時25分には1.28ドルと、9月17日以来の水準まで下げています。
13日につけた1.31ドルの安値も下回りましたが、1.30ドル割れは短時間にとどまり、足元は1.31ドル前後で推移しています。
物価の上振れで利上げ観測、ハイテク株安が波及
米労働統計局が14日21時30分に発表した9月の消費者物価指数は、前年比3.7%と予想の3.6%を上回りました。食品とエネルギーを除くコアも前月比0.3%と、予想の0.2%を上回っています。利上げの見方が広がり、ドル指数は約1年半ぶりの高値まで上がりました。
米国株は、借り入れコストの上昇に弱いAI関連株を中心に売られ、半導体株指数が4.30%安となりました。発表後2時間のBTCとS&P500先物の相関は0.86で、株と歩調を合わせて下げています。15日も東京市場で半導体株が売られ、日経平均が昼前に5%近くまで下げ幅を広げると、BTCも13日の安値を割り込み、先物の買い持ちの手じまいで下げが加速しました。
今夜の米生産者物価指数と小売売上高に注目
本日21時30分に9月の米生産者物価指数と小売売上高が発表されます。予想は生産者物価が前月比0.5%、小売売上高が0.3%増です。物価の伸びが再び上振れすれば利上げの見方が一段と強まって売りが出やすく、落ち着けば買い戻しが入りやすくなります。
BTCは8万1000ドル台を保てるか、ETHは2400ドルを取り戻せるか、XRPは1.30ドルを守れるかが焦点です。
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