メタプラネット(3350)は9月8日午前11時台に257円と、前日終値271円から14円安の‑5.17%となり続落しています。ドル円が152円91銭とおよそ半年ぶりの円高水準に振れ、円建てのBTC価格が1212万8103円へ2.49%下げたことが背景です。ドル建ての下落率‑1.43%を1ポイント以上上回っており、差はそのまま円高の分です。
同社の保有BTCは円建てで評価されるため、円高はそのまま資産の目減りにつながります。含み損は‑20.9%と再び2割を超え、1株あたりNAVは387.64円まで低下しました。株価はPBR0.97倍と純資産を下回り、25日移動平均も下抜けています。
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当日の値動き

寄り付きは前日終値を10円下回る261円で、9時12分につけた264円が本日高値となりました。その後は戻りが乏しく、11時15分に257円まで下げています。出来高は1410万株、売買代金は36.8億円で、平均約定価格は260.79円です。
前日の9月7日は271円で引け、22円安の‑7.51%でした。9月4日の終値293円からは3営業日で12.3%下げた計算になります。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
25日移動平均264.1円を下抜けました。8月20日に始まった上昇局面で、この線を明確に割り込むのは初めてです。5日移動平均279.1円は7.9%上に離れ、次の支えは75日移動平均の247.1円まで下がります。200日移動平均328.9円との差は21.9%です。PBRは0.97倍、3カ月リターンは+12.7%、1年リターンは‑62.2%となっています。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
寄り付き直後の264円が高値で、以降は戻り高値を切り下げる展開です。上値は264円、下値は本日安値の257円です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
円高の影響は数字にはっきり出ています。ドル建てのBTCは7万9128ドルで24時間の下落率が1.43%なのに対し、円建ては1212万8103円で2.49%下げました。Bitcoin NAV(評価額)は133億円減って5215億円、未実現損益は‑1377億円(‑20.9%)です。
1株あたりNAV(希薄化前)は387.64円と390円を割り込み、株価257円はこれを131円下回ります。倍率は0.66倍です。EV mNAVは0.84倍と、9月1日の0.98倍から6営業日続けて低下しました。時価総額は3466億円、企業価値は4425億円で、いずれもBitcoin NAVを下回っています。
今後の株価の焦点
見るべきはドル円です。日銀は9月17日から18日に金融政策決定会合を開きます。9月2日の講演で高田審議委員が、一定のペースにとらわれず機動的に利上げを行う新たな局面にあるとし、連続利上げも一般論としてあり得ると述べて以降、利上げ観測が強まりました。円高が進むほど円建てのNAVは目減りします。米国側では9月11日21時30分に8月分のCPIが発表され、15日から16日にFOMCが開かれます。
下値は本日安値の257円、上値は264円で、下抜けた25日移動平均264.1円を取り返せるかが目先の分かれ目です。
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