暗号資産(仮想通貨)市場は7月29日から30日朝にかけて、主要3銘柄が底堅く推移しました。30日未明のFOMCは金利を3.50-3.75%に据え置き、警戒された利上げは回避されました。
ただ9対3の接戦でタカ派色が残り、米国株安と金利上昇を招きました。そのなかでビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRPは安値から切り返しています。
ビットコイン、FOMC据え置きも6万3000ドル台へ失速|9対3のタカ派決定とイラン攻撃が重し
ビットコイン、6万4000ドル台を維持

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは29日未明に6万2785ドルの安値をつけた後、押し目買いが優勢となり水準を切り上げました。29日夜には6万4660ドルの高値をつけ、FOMCの結果発表後も6万4000ドル台を保っています。
金利据え置きで利上げ警戒が和らいだ一方、ウォーシュ議長がタカ派姿勢を示したことで、上値追いは限られました。それでも米国株が大きく下げるなか、崩れずに持ちこたえた点が目立ちます。
現在値は6万4147ドルで、24時間では0.8%高です。29日始点比でも小幅高となり、株式や金利の荒い動きと一線を画しました。
イーサリアム、1900ドル台に乗せる

ETF/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも29日未明の1860ドルを安値に切り返し、30日朝には1926ドルまで買い進まれました。現在値は1915ドルで、1900ドル台に乗せています。24時間では0.6%高です。BTCと同様、FOMC通過後もしっかりとした値動きとなりました。
ただ株式相場の下落を映して戻りは緩やかで、値幅は限られています。ビットコインに沿った連動的な地合いが続いています。
リップル、3銘柄で先行して買われる

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は29日未明の1.046ドルを安値に、29日夜には1.092ドルまで水準を切り上げました。現在値は1.078ドルで、24時間では0.6%高です。29日始点比では2.4%高と、3銘柄のなかで最も上げ幅が大きくなりました。
FOMC後も1.07ドル台にとどまり、株安のなかでの相対的な強さが際立ちました。
暗号資産を支えた「利上げ回避」と伝統的市場との一線
値動きを左右したのは、米連邦公開市場委員会(FOMC)です。政策金利は3.50-3.75%に据え置かれ、警戒された利上げは回避されました。ただ据え置きは9対3の僅差で、3人が利上げを主張して反対に回りました。
新議長のウォーシュ氏は「インフレを許容しない」と述べ、物価安定を優先する姿勢を強調しました。この結果、米国株は下落し長期金利は上昇しましたが、暗号資産は連れ安とならず底堅さを保ちました。機関投資家が押し目を拾ったとの見方もあります。
株式・金利の動向と月末の持ち高調整
FOMCを通過し、当面は米国株と長期金利の動きが焦点です。株安が続けばリスク資産全体の重しとなり、暗号資産にも波及しかねません。逆に金利が落ち着けば、堅調な地合いが続きやすい局面といえます。31日朝の大手決算や月末の持ち高調整も意識されます。
目先はBTCが6万2000ドルの安値と6万5000ドルの節目、ETHは1900ドル、XRPは1.05ドルの維持が焦点です。
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