暗号資産(仮想通貨)市場は7月28日から29日朝にかけて、主要3銘柄がそろって下押し後に下げ渋りました。30日未明のFOMCを控え、投資家がリスクを手控えた形です。
ビットコイン(BTC)は28日未明の6万5000ドル台から29日未明に6万2785ドルまで下げ、29日午前は6万3700ドル前後へ戻しました。イーサリアム(ETH)とXRPも同様です。
ビットコイン、FOMCを今夜に控え6万3000ドル台で推移|半導体株安でも200週線を防衛
ビットコイン、6万2000ドル台まで下押し後に持ち直す

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは28日未明に6万5598ドルの高値をつけた後、FOMCを前にした様子見売りで水準を切り下げました。28日夜から29日未明にかけて6万2785ドルまで下げ、この日の安値をつけています。
売り一巡後は下値を拾う動きが優勢となり、29日午前は6万3700ドル前後まで持ち直しました。24時間ベースでは0.8%高とプラスへ転じています。ただし28日朝と比べると小幅安で、6万5000ドル台の高値には届いていません。結果発表を控え、6万3000ドル台での底堅い値動きが続き、方向感には乏しい状況です。
イーサリアム、1900ドル台を回復

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも同様に、28日未明の1972ドルを高値として軟調な流れをたどりました。28日夜には1860ドルまで下げ、3銘柄のなかでは下落率がやや大きくなっています。しかし29日にかけて買い戻しが入り、1900ドル台を回復しました。
現在値は1903ドル、24時間では1.6%高と、主要3銘柄で最も戻りの強い形です。
リップル、1.05ドル割れから切り返す

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は28日未明の1.11ドルを高値に、28日夜には1.046ドルまで水準を下げ、節目の1.05ドルを一時割り込みました。その後は他の2銘柄と同じく買いが戻り、29日午前は1.07ドル前後まで切り返しています。24時間では1.4%高です。
ただし28日朝の1.08ドル台には届いておらず、戻りは限定的です。ビットコインをにらんだ連動的な値動きが続いています。
3銘柄をそろって押し下げた「FOMC待ち」と利上げ警戒
下落の主因は、日本時間30日未明のFOMCを前にしたリスク回避です。市場の焦点は利下げではなく「利上げ」への警戒に傾いています。
金利先物では今回の利上げ確率が前週の25.7%から35.8%へ上昇し、据え置き確率は低下しました。インフレが5年にわたり目標を上回るなか、追加引き締め観測がくすぶるためです。
加えて29日にはマイクロソフトやメタの決算が控え、AI関連投資を巡る報道もあり、リスク資産全体が様子見となり、暗号資産もこの地合いに連動しました。
30日未明のFOMC結果が最大の分岐点
最大の注目は、日本時間7月30日午前3時のFOMC結果と議長会見です。据え置きでも会見がタカ派色を帯びれば利上げ観測が強まり、暗号資産の重しとなります。逆に警戒が後退すれば、リスク資産に安心感が広がりやすい局面です。
31日にかけては大手の決算も相次ぎます。目先はBTCが6万2000ドルと6万5000ドル、ETHは1900ドル、XRPは1.05ドルの維持が焦点です。
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