7月28日、メタプラネット(3350)の株価は前場に214円まで売られ、10時50分時点では218円と前日比−7円(−3.11%)の反落となっています。日経平均が一時2809円安と急落し、ビットコイン(BTC)も6万4000ドルを割り込む全面安の地合いに連れ安しました。
同社株の下落率は日経平均やBTCとほぼ同水準で、当日は特定の個別材料ではなく、7月28日から29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合を前にしたリスクオフが主因です。株価は本日安値214円と、7月1日の年初来安値192円に接近する水準まで下げています。
ビットコイン、6万3000ドル台へ下落|原油安でも独歩安、FOMC前の手仕舞いで200週線を再試
当日の値動き

前営業日27日は231円で寄り付き、安値219円をつけたものの終値225円(+0.90%)と小反発で引けました。28日は221円と安く寄り付いた後、日経平均の下げ幅拡大とともに214円まで下落しています。
前場の出来高は約870万株、PTSも217.3円と日中値に沿った水準です。半導体・AI関連株への売りを起点に日経平均が急落するなか、BTCの下落も重なり、同社株は下値を切り下げました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では7月22日の高値265円から下落が続き、28日安値214円は7月17日安値と並ぶ水準です。25日移動平均線を大きく下回り、7月の急騰前のレンジをも割り込む弱い形となっています。
3カ月リターンは−34.2%、1年リターンは−82.5%と長期の下げ幅は拡大しています。214円を明確に割り込めば、次の下値の目安は7月1日の年初来安値192円です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、28日は寄り付き221円から一貫して水準を切り下げ、214円まで下落しました。日経平均の下落に沿って売りが続き、戻りの鈍い展開です。
短期のサポートは本日安値214円、その下は年初来安値192円です。上値は本日高値222円が最初のレジスタンスで、これを回復できなければ軟調な地合いが続くとみられます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。円建てBTC価格1035万1951円を映してBitcoin NAV(評価額)は4451億円、未実現損益は−2141億円(−32.5%)となりました。BTCが6万4000ドルを割り込んだことで、含み損は前営業日の−2013億円(−30.5%)から拡大しています。
EV mNAVは0.84倍と7月の最低圏で推移しています。時価総額2780億円・企業価値3751億円に対しBitcoin NAVは4451億円で、その差は1600億円超に開いたままです。1株あたりNAV(希薄化前)347.41円に対し株価218円と、割安度は深い水準が続いています。BTCの追加購入は6月30日を最後に28日間止まっています。
今後の株価の焦点
短期は本日安値214円と年初来安値192円が下値サポート、本日高値222円が上値レジスタンスです。214円を維持できれば下げ止まりが期待される一方、割り込めば192円への接近が意識されます。
最大の焦点は、29日に結果が出るFOMCと日銀会合です。金融政策の方向性次第でBTCと同社株がそろって動く可能性が高く、それまでは神経質な地合いが続くとみられます。会合を無難に通過しBTCが6万4000ドル台を回復できるかが、当面の反発の条件となります。加えて8月13日の決算発表で、買い増しが止まっている資本政策がどう説明されるかも注目されます。
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