7月23日、メタプラネット(3350)の株価は前場に240円まで売られ、前引けは前日比−13円(−5.14%)の安値引けとなりました。21日と22日の2営業日で221円から265円まで約20%急騰した反動で、利益確定売りに押される3営業日ぶりの反落です。
日経平均は308円高と反発し、ビットコイン(BTC)の下げも0.86%にとどまっており、外部環境では説明のつかない下げ幅です。信用倍率が27.99倍と急騰局面で信用買い残が膨らんでおり、需給の重さが主因とみられます。
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当日の値動き

前日22日は249円で寄り付き高値265円まで買われましたが、引けにかけて押し戻され終値253円(+4.12%)と12円の上ヒゲを残しました。23日は252円で寄り付いた後は戻りを作れず、安値240円で前引けを迎えています。
前場の出来高は約1036万株、PTSも240.9円と日中値に沿った水準です。前日高値265円からの下げ幅は9.4%に達しました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では22日に高値265円をつけ7月10日の262円を上抜けましたが、翌23日に急反落し25日移動平均線を再び割り込みました。年初来安値192円から265円までの戻り局面が一巡し、上値の重さが確認された形です。
3カ月リターンは−29.2%、1年リターンは−80.6%と長期の下降トレンドは続いています。急騰前のもみ合い上限だった229円を維持できるかが、調整の深さを測る目安となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、23日は寄り付き252円から一貫して水準を切り下げ、安値240円で前引けとなりました。戻りらしい戻りがなく、売り圧力が続いています。
短期のサポートは本日安値240円、その下は229円です。上値は前日終値253円が最初のレジスタンスで、これを回復できなければ戻りの鈍い展開が続くとみられます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。円建てBTC価格1072万4696円を映してBitcoin NAV(評価額)は4612億円、未実現損益は−1981億円(−30.0%)となりました。
EV mNAVは0.88倍と前日の0.92倍から低下し、1倍割れが続いています。戻りが続きにくい底流には、この1倍割れと資金調達の停滞があります。
資金調達の柱である第27回新株予約権には、行使価額修正条項に加えmNAV条項と行使停止条項が付されており、5月の行使は発行総数100万個のうち2700個、0.27%にとどまりました。第23回と第24回は行使停止条項に基づき行使が停止されています。
BTCの追加購入は6月30日の2823BTCが最後で、保有量は3週間以上4万3000BTCのまま動いていません。
今後の株価の焦点
短期は本日安値240円と急騰前の229円が下値サポート、前日終値253円と22日高値265円が上値レジスタンスです。急騰の反動が一巡すれば、229円を維持したうえでの再度の戻りが期待されます。
中期の鍵はmNAVが1倍を回復できるかどうかです。1倍割れが続く限り新株予約権を通じた調達は進みにくく、BTC買い増しの再開も見込みにくい状況が続くとみられます。8月13日に控える決算発表で、この資本政策がどう説明されるかも焦点となります。
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