「仮想通貨ビットコインのレバレッジは株式・為替取引よりもハイリスク・ハイリターンらしい」
こんなことが言われていますし、仮想通貨のレバレッジ取引は大きな利益が期待できます。
とはいえ、
「ビットコインのレバレッジは何倍?」「レバレッジ取引はどの取引所がオススメ?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなレバレッジ取引の倍率に関する疑問を、
暗号資産の専門家コインパートナー が解決します。
具体的には
の順番にご紹介していきます。
3分くらいで読めますし、ビットコインのレバレッジに関する疑問が劇的に改善される可能性が高いので、まずはご一読を!
仮想通貨ビットコインのレバレッジ取引を
ざっくりまとめると…
初心者はまずはここから始めよう
レバレッジとは、少額の軍資金を元手に大きなお金を動かすことのできるシステムです。
レバレッジ取引には大きく分けてFX、信用取引、先物取引の3種類があります。
FXとは、差金決済のことを言います。
FXは資金を業者から借りて運用するのではなく、かけたレバレッジから発生した利益や損失の差金のみを支払います。
そのため現物の受け渡しは行われず、結果のみが残高に反映されます。
⇩ビットコインFXの詳しい解説はこちら⇩
信用取引とは、資金を業者から借りて運用する取引を指します。
実際に融資を受ける形になるので、返済期限や高めの手数料が伴ってしまうこともあるかもしれません。
先物取引とは売買の時期を指定するということです。
例えば「1週間後にビットコインを現在の価格で買う。」などと約束します。
この場合1週間後のビットコインの価格が上がっていれば利益、下がっていれば損失ということになります。
⇩先物投資について詳しく知りたい方はこちら⇩
取引所 | 最大レバレッジ倍率 | ロスカット基準 | スワップ手数料 |
Coincheck | サービス終了 | - | - |
bitFlyer | 2倍 | 50% | ロング:0.04% ショート:0.05% |
GMOコイン | 2倍 | 75% | 0.04% |
Zaif (現在停止中) |
2倍 | 100% | 0.039% |
DMM Bitcoin | 2倍 | 75% | 0.04% |
TAO TAO | 2倍 | 80% | 0.04% |
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所のレバレッジ倍率は一律2倍までとなっています。
レバレッジ取引をする際は、急激な価格変動やメンテナンスなどを考慮して、2〜3の暗号資産取引所に登録することを強くオススメします!
また、2倍以上のレバレッジをかけたい人は海外の取引所を利用してみましょう。
初心者はまずはここから
ビットコインのレバレッジ取引と、株・為替の違いはボラティリティの高さです。
ボラティリティとは資産価格の変動を示す指標で、どれくらい価格が変動しやすいかを示しています。
ビットコイン市場は、為替や株式市場に比べてボラティリティが高いといわれています。
外国為替取引におけるレバレッジ倍率はだいたい10倍前後で、外国為替取引の経験がある方ならビットコインとほぼ同じくらいだなと思うかもしれません。
しかし両者はボラティリティが大きく異なります。
為替市場が数%しか変動がないのに比べてビットコイン市場は数十%も変動します。
つまりビットコインは倍率が低くても十分レバレッジが効いているのです。
株式の取引では、ボラティリティの差がさらに顕著に出ます。
株式の取引のレバレッジ倍率は3倍が限度なので、そもそも倍率自体に約3倍の差があります。
ビットコインとの差は為替よりも大きいですね。
ボラティリティの大きさを活かして
⇩株式との違いの詳しい解説はこちら⇩
仮想通貨のレバレッジ取引は他の投資と比べてハイリスク・ハイリターンです。
ビットコインのレバレッジ取引はボラティリティがとても大きく、最大レバレッジ倍率も比較的高く設定されています。
そのためビットコインでレバレッジをかける時は注意が必要です。
想像以上の利益や損失が返ってきますので十分気をつけて資金管理してください。
仮想通貨のレバレッジ取引では、損失が出れば借金を負うことになります。
現物取引は実際に現物を売買しているので、どんなに損をしても元本以上の損失を出すことはありません。
しかしレバレッジ取引では、実際の資金よりも大きい額の取引をしています。
ですので元本以上の損失、つまり借金状態になることもあります。
多くの取引所がこれを防ぐためにロスカットや追証というシステムを採用していますが、それらすらもリスクになり得ます。
レバレッジ取引をする際には、いくつかのリスクがあることは念頭におきましょう。
レバレッジ取引で注意しなければならないのが、ロスカットです。
ロスカットとは損失があるレベルに達した時に、取引所が強制的に決済を行い、損失を確定させてしまうことです。
追証(おいしょう)とは、レバレッジ取引において一定の損失(含み損)が見込まれる場合に追加の保証金を要求される仕組みです。
さらに一定期間に追加の保証金を入金しないとロスカットされてしまう場合もあるので注意が必要です。
取引所の公式ページで必ずチェックしましょう。
⇩追証の詳しい説明はこちら⇩
ロスカットや追証を避けるためには、どの程度損失がでたら行われるのか知る必要があります。
ロスカットや追証の基準となる80%や50%という数字は、証拠金維持率の80%、50%という意味です。
証拠金維持率とは、例えばbitFlyerの公式ページでは以下の式で導出されています。
証拠金維持率(%)=評価証拠金÷必要証拠金×100
と定義されています
ここでは必要な証拠金に対する実際に担保に入れた証拠金の割合という理解が重要です。
証拠金を多く担保に入れると証拠金維持率が上がるので、追証やロスカットを避けることができます。
レバレッジ取引であっても、仮想通貨取引での利益は原則「雑所税」として課税対象です。
レバレッジ取引は大きな利益をあげられますが、その分累進課税が適用されることは知っておいたほうがよいでしょう。
仮想通貨の課税の方法は、株や為替取引と同じで最終的な損益に課税されます。
ですので、利益が出た決済のたびに課税される仕組みではありません。
さらに詳しくビットコインの税金について知りたい方はこちらコインパートナーの記事をご覧ください。
国内の暗号資産取引所は一律2倍です。
仮想通貨取引で利益が発生すれば、レバレッジ取引でも課税対象になります
いかがでしたか?
今回は
の順にご紹介してきました。
これでビットコインのレバレッジに関する疑問も解消できたのではないでしょうか?
レバレッジ取引は少ない軍資金で大きな利益を得るチャンスがありますが、逆にリスクもつきまといます。
リスクとリターンを天秤にかけ、自分に合ったレバレッジ取引をしてください。
仮想通貨ビットコインのレバレッジ取引を
ざっくりまとめると…
初心者はまずはここから始めよう