盗まれたBored ApeとMutant ApeのイーサリアムNFTが合計1850万ドル(約25億1400万円)以上になることが分かった。
さらにAzuki、CloneX、Moonbirdsといった有名コレクションを加えると、被害額に690万ドル(約9億3700万円)が加算されるという。
Dune Analyticsのユーザーが、OpenSea上で盗難または疑わしいとマークされ、凍結されたトップコレクションのNFTの数を集計したところ、その数は驚異的なものだった。
130のBored Ape Yacht Club NFTと268のMutant Ape Yacht Club NFTがOpenSea上で「不正行為の疑いあり」としてマークされていた。
これはNFTの以前の所有者がマーケットプレイスに連絡して、盗まれたと判断していることを意味する。
これらのNFTの価値は合計で1850万ドル(約25億1400万円)以上にのぼる。
この数字には、すでに取引を凍結されている153個のAzuki NFT、202個のCloneX、70個のMoonbirdsは含まれていない。
つまり、OpenSeaの歴代トップ10コレクションのうち半分、合計で2540万ドル(約34億5100万円)以上のNFTが盗難品と判定されたことになってしまうのだ。
This dashboard looks into locked PFP NFTs on OpenSea which have been flagged as stolen/suspicious
— Dune (@DuneAnalytics) July 6, 2022
Interesting work by Beetle https://t.co/gJsgaraoVL
NFTは他の資産に対する所有権を示すユニークなブロックチェーントークンで、保有者が取引を承認した場合にのみ、新しい所有者に譲渡または売却することができる。
元の所有者はNFTが「盗まれた」と思っているが、所有者は気づかないうちに詐欺的な取引を承認してしまっている可能性が高い。
ほとんどの場合、電子メール、Twitter、Discordを介したフィッシング詐欺で被害が出ている。
OpenSeaのポリシーは、盗まれたとされるNFTをサイト上で取引できないようにすることである。
しかし、Bored Apeの人気ホルダー「Franklin」のような一部のNFTトレーダーは、OpenSeaの影響はここまでで、LooksRareのような他のマーケットプレイスでこれらの「ロックされた」NFTを取引できる可能性があると指摘している。
また分散型ブロックチェーン資産であるはずのものを凍結するという強大な権限は、あまりに中央集権的であり、「盗品」に対するOpenSeaのポリシーは欠陥があるという声も上がっている。
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