ポケモンカードの実物資産をトークン化し、NFTとして売買する市場が急拡大しています。上位7プラットフォームのガチャ売上は2026年5月に2億3,000万ドルに達し、1年前の3200万ドルから7倍超に膨らみました。成長をけん引しているのはパック開封型の体験ですが、偶然性に依存する仕組みがギャンブルに近いのではないかとの懸念も強まっています。
ガチャ売上が市場拡大をけん引
市場の拡大を最も端的に示しているのが、ガチャ形式の販売です。トークン化ポケモンカードを扱う上位7プラットフォームでは、2026年5月のガチャ売上が2億3,000万ドルを記録しました。
1年前の3,200万ドルから急増し、短期間に投機需要が一気に流れ込んだ構図が浮かびます。実物カードを裏付け資産に持つ点は従来のデジタルNFTと異なりますが、利用者の関心を集めているのは保有そのものより、何が出るか分からないパック開封の体験です。
Collector Cryptはその象徴的な存在です。同社ではガチャ関連が事業全体の90〜95%を占め、18カ月間の累計売上は10億ドルに達しました。
この数字は、実物資産のトークン化が単なる保管・売買インフラにとどまらず、ゲーム性の高い販売手法と結びつくことで一気に収益化していることを示します。カード市場にブロックチェーンを重ねたというより、コレクション市場に暗号資産(仮想通貨)圏の投機的な熱量が流れ込んだ形に近いです。
ホルムバーグ氏はガチャについて、「期待値がプラス」の体験として位置づけています。利用者が支払う金額より高い価値のカードを平均的に受け取れる設計であれば、単純な射幸性ビジネスとは異なるという考え方です。
参考元:decrypt
