リップル(XRP)市場の大口投資家「クジラ」が、「2億2,000万XRP」の巨額転送を行った。
これは1億2,200万ドルに相当するところ、リップル(XRP)市場に一時的に緊張をもたらした。

リップル(XRP)価格が過去30日間で暴騰、「クジラ」の2億2,000万XRP規模の巨額転送に緊張感

昨日、リップル(XRP)市場の大口投資家「クジラ」が巨額転送を実行。

その規模は『1億2,200万ドル』に相当する、「2億2,000万XRP」にものぼる。

仮想通貨の大規模なトランザクション追跡を行うWhaleAlertが報告したデータによると、「今回のクジラによる巨額なリップル(XRP)転送の後、複数回にわたって数百万XRP規模の大型取引が行われる傾向が強まった」という。
WhaleAlertが報告したように、その後数時間でリップル(XRP)の巨額転送が次々と実行されている。リップル(XRP)市場に対して一時的に緊張をもたらすこととなった。

なお、最初に報告された「22,000XRP」もの転送の送金元はCoinbaseで、すべて匿名ウォレットへと送られた模様。

リップル(XRP)価格高騰で市場活況、「クジラ」の動きから考察されることとは?

リップル(XRP)価格は、過去30日間でその価格を2倍にまで上昇させた。

価格大幅上昇が記録された直後のリップル(XRP)「クジラ」の動きについて、米大手仮想通貨メディアcryptoglobe.comは以下のように報告した。

Coinbaseからのこのような巨額なトランザクションは、『大規模な投資家がXRPを購入している』か、もしくは『セキュリティを向上させるために取引所がコールドウォレットの資金を入れ替えている』ことを意味する可能性が高いです。一部のアナリストは、OTC(店頭)取引で購入された後に保管される資産である可能性があるとも結論づけています。」

執筆現在(21815時半現在)、リップル(XRP)価格は0.55ドル(=約58.24円)付近を推移。これは、2021年始頃と比較すると90%以上もの価格上昇に値する
好調を維持するリップル(XRP)だが、「クジラ」の動きはその価格に多大な影響をおよぼす可能性が非常に高いため、今後も引き続き「クジラ」の動向には細心の注意を払っていきたい。

SEC訴訟問題明らかになってからも加速するRipple社の躍進、RippleNet拡大や中央銀行との関係構築へ

(Source:https://www.cryptoglobe.com/latest./2021./02./xrp-whale-moves-220-million-tokens-after-price-nearly-doubles-in-a-month)

2020年末頃、SEC(米証券取引委員会)によるRipple社提訴問題が明らかとなり、リップル(XRP)は歴史的な価格低迷へと転じた。

しかし2021年に入り、『#XRPパンプ』が要因のひとつとなり0.75ドル(=約79.41円)の高値を記録するなど、市場は良くも悪くも大きな盛り上がりをみせてきた。その後もRippleNetの拡大や中央銀行・CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)との関係構築など、Ripple社は着々と活躍の場を広げつつある様子だ。

今後のリップル(XRP)価格の動きは、Ripple社およびSECの動向が大きく関係してくる可能性が高い。
引き続き、RippleおよびSEC、さらには訴訟の相手方としてとられている同社CEO(最高経営責任者)Brad Garlinghouse氏及び同社共同創設者のChris Larsen氏らの動向にも注目していく必要がありそうだ。

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この記事は、www.cryptoglobe.comの「XRP Whale Moves 220 Million Tokens After Price Nearly Doubles in a Month.」を参考にして作成されています。