ラテンアメリカでは今までアメリカドルに依存していた人々が、「資産の保護」としてビットコインを保有するようになっている。
ビットコイン保有の背景としては、ラテンアメリカ諸国における「保有銀行口座の検閲と押収」が問題となっていることだ。
ブロックチェーン研究者のAndreas Antonopoulos氏は、アメリカドルで資産を保有していたラテンアメリカの人々の多くが、暗号資産(仮想通貨)への移行を行っているとYouTube aantonopチャンネルのQ&Aセッションで述べている。
元来ビットコインはデジタルゴールドとしてこの10年間にわたり投資家の間で注目されてきたが、最近では投資目的ではない人々がビットコインに価値を見出している。
その例の1つに、Andreas Antonopoulos氏は、ラテンアメリカの貧弱な金融インフラや、現地通貨からアメリカドルへの強制転換がビットコインへの移行の要因となっていることを挙げている。
ラテンアメリカ諸国では、銀行口座の検閲と押収による富の搾取が国民の懸念事項となっている。
さらに、ラテンアメリカの労働者は国境を超えて仕事を行うことが多く、ビットコインは送金手段としても利用されていると同氏は語っている。
なぜなら、ビットコインは送金に適したメカニズムを持っており、ビットコインを用いることでこれまでWestern unionに支払っていた法外な手数料がなくなるからだ。
さらに、Global Findexのレポートによると、銀行に預けていない個人の30%以上が25歳未満になっている。
今後、この世代が経済の中心となれば、ビットコインの需要がさらに高まってくるかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 atsusi