ビットコイン(BTC)は10月26日午前8時時点で8万465ドルと、前日同時刻から0.17%安です。24時間高値は25日12時20分の8万1034ドル、24時間安値は25日18時20分の8万88ドルで、値幅は1.17%にとどまりました。
週末はトランプ大統領が早ければ日曜にもイランを攻撃する可能性に言及し、BTCは一時8万88ドルまで下げましたが、8万ドル台は保ちました。週明けの米株先物の上昇とともに戻し、FOMCを控えた今週を8万ドル台の小動きで迎えています。
今週は29日3時にFOMCの結果が公表され、同じ日にアルファベットとマイクロソフトの決算、PCEなどの指標が続きます。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは25日8〜13時台に8万552〜8万1034ドルで推移し、12時20分に24時間高値8万1034ドルをつけました。14時台から下げ始め、15時台に8万430ドル、17時台に8万372ドル、18時20分に24時間安値8万88ドルまで下げています。この間の出来高は1時間あたり160〜310BTCと少なく、週末の薄商いでの下げでした。
19時台から6時台までは8万198〜8万952ドルでもみ合い、6時台には8万198ドルまで下げる場面もありました。7時に米株先物の取引が始まると、5分間で出来高86BTCを伴って約440ドル上げ、7時台に8万732ドルまで戻しています。7時台の出来高は424BTCと24時間で最も多くなりました。
24時間の出来高は5853BTCと直近で最も少なく、8時は8万465ドルでした。ETHは0.18%安、XRPは0.43%高、SOLは横ばいで、コインベース・プレミアムは-96.88ドルです。
相場を動かした背景
トランプ氏のイラン攻撃示唆で一時8万88ドル、8万ドル台での小動きが続く
トランプ大統領は週末、早ければ日曜にもイランを攻撃する可能性があり、合意に至る可能性もあると述べたと報じられました。前日には、米国が中東の大使館や基地から職員を急いで退避させていると報じられ、BTCは25日未明に7万9221ドルまで下げています。25日の昼から夕方にかけて攻撃をめぐる報道が続くなか、BTCは薄商いのなかで18時20分に8万88ドルまで下げましたが、8万ドル台は割り込みませんでした。
26日7時に米株先物の取引が始まると、ナスダック100先物は金曜終値の2万9175から2万9345まで上げ、原油先物(WTI)は102.05ドルと1.18%安で始まりました。BTCもこの動きとともに7時台に約480ドル戻し、24時間の値幅は1.17%と8万ドル台での小動きにとどまっています。
今週は29日3時にFOMCの結果、3時30分に議長会見があり、10月の利上げ確率は10.3%です。29日5時にはアルファベットとマイクロソフト、30日5時にはアマゾンが決算を発表し、30日には日銀の会合結果と月末のオプション満期も控えています。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、19日9時に始まった今週の足が始値8万2116ドル、高値8万4898ドル、安値7万9221ドルで、本日9時に確定します。8時時点では8万465ドルと約2.0%安の陰線で、上下に長いヒゲを残しています。価格は20週線7万2435ドル、50週線7万6099ドル、200週線6万7165ドルを上回り、100週線8万9557ドルが上方にあります。RSIは55.0、MACDのヒストグラムは先週の確定値2290.1から1820.1に縮み、3週続けて縮んでいます。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万2361ドルと50日線8万1860ドルを下回り、100日線7万5496ドルと200日線7万2989ドルを上回っています。RSIは42.8です。MACDラインは-282.6とゼロを下回ってシグナル43.8の下にあり、ヒストグラムは24日の足で確定した-288.5から、9時に確定する25日の足では-326.4とマイナス幅が広がっています。
ボリンジャーバンドは7万9980〜8万4741ドルで、幅は5.78%まで縮んでいます。安値は22日8万940ドル、24日7万9221ドル、25日8万88ドルで、8万ドル前後で下げ止まる動きが続いています。一方、高値は22日8万4377ドル、23日8万2061ドル、24日8万1214ドル、25日8万1034ドルと切り下がっています。
50日線と200日線の差は8870ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは50日線8万1860ドル、その上は20日線8万2361ドルで、下値メドはバンド下限7万9980ドル、その下は24日の安値7万9221ドルです。
4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線8万977ドル、50期間線8万1809ドル、100期間線8万2225ドル、200期間線8万3298ドルをすべて下回っています。50期間線は200期間線を1489ドル下回り、デッドクロスの状態です。RSIは39.3です。
25日17時からの足は8万88ドルまで下げて8万581ドルで引け、下ヒゲを残しました。直近4本の出来高は947〜1096BTCと少なく、値幅も小さくなっています。MACDはライン-435.8がシグナル-433.2をわずかに下回り、ヒストグラムは-81.7から-2.6までマイナス幅が縮んでゼロに近づいています。
ボリンジャーバンドは7万9928〜8万2026ドルで、幅は2.59%です。上値メドは20期間線8万977ドル、その上は50期間線8万1809ドルで、下値メドはバンド下限7万9928ドルと24日の安値7万9221ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万568ドル、50時間線8万644ドル、100時間線8万1393ドル、200時間線8万1832ドルをすべて下回っています。一目均衡表では転換線8万575ドルと基準線8万561ドルがほぼ並び、価格は雲8万197〜8万641ドルの中にあり、遅行スパン8万465ドルは26本前の8万522ドルをわずかに下回っています。
MACDラインは-57.7でシグナル-50.7を下回り、ヒストグラムは43.2からマイナスの-7.0に転じています。RSIは46.2です。ボリンジャーバンドは8万200〜8万935ドルで、幅は0.91%と非常に狭くなっています。
サポートは雲の下限8万197ドル、24時間安値8万88ドル、日足のバンド下限7万9980ドル、24日の安値7万9221ドルです。レジスタンスは20時間線と50時間線が並ぶ8万568〜8万644ドル、バンド上限8万935ドル、24時間高値8万1034ドル、100時間線8万1393ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万3282BTCと、24時間で2467BTC減りました。25日8〜14時台に減少が続き、週末に持ち高を落とす動きが出たとみられます。
暗号資産全体の清算は8時10分時点の24時間で9648万ドルで、買い持ちが5152万ドル、売り持ちが4496万ドルと偏りはありません。資金調達率は25日9時が0.0094%、17時が0.0060%、26日1時が0.0080%と小幅なプラスです。
清算ライン

ロング・ショート比率は2.05〜2.21の高い水準が続き、8時は2.142でした。上位トレーダーの建玉比は25日9時の1.702から1.636に下がっています。
下値では、24時間安値8万88ドルと8万ドルを割り込むと、積み上がった買い持ちの手じまいや清算が出やすくなる可能性があります。上値では、24時間高値8万1034ドルと50日線8万1860ドルが意識されます。
ETF
米現物BTC ETFは10月22日に6億3560万ドル、23日に1億3790万ドルの流出でした。19〜23日の週では3億120万ドルの流入となり、2週間ぶりに流入が上回りましたが、10月は23日までの累計で3億1350万ドルの流出に戻っています。
オプションは本日17時の満期が3094BTC、想定元本2.48億ドルで、マックスペインは8万1000ドルです。30日17時には13万6030BTC、想定元本109.23億ドルの月末満期を控え、プット・コール比率は0.55、マックスペインは7万8000ドルです。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は、週末のイラン情勢の続報と、29日3時のFOMCを控えた米株先物の動きです。本日は大きな指標の発表はなく、9時に週足が確定し、17時に3094BTCのオプション満期を迎えます。
今週は27日21時30分に9月の米耐久財受注(予想前月比0.6%増)、29日3時にFOMCの結果と3時30分に議長会見、29日5時にアルファベットとマイクロソフトの決算、29日21時30分に7〜9月期の米GDP(予想3.2%)と9月のPCE、30日に日銀の会合結果とアマゾンの決算が続きます。11月3日には米中間選挙があります。
上抜けシナリオでは、1時間足のバンド上限8万935ドルと24時間高値8万1034ドルを上抜ければ、100時間線8万1393ドル、さらに50日線8万1860ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、24時間安値8万88ドルを割り込むと日足のバンド下限7万9980ドル、さらに24日の安値7万9221ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値8万1034ドルと下値8万88ドルです。
まとめ
26日のBTCは8万465ドルと、前日同時刻から0.17%安でした。トランプ大統領のイラン攻撃示唆で一時8万88ドルまで下げましたが8万ドル台を保ち、週明けの米株先物の上昇とともに戻して、FOMC週を前に8万ドル台で小動きとなっています。
日足は20日線と50日線を下回り、高値の切り下がりが続く一方、安値は8万ドル前後で下げ止まっています。1時間足のボリンジャーバンドの幅は0.91%と狭く、値動きが小さくなっています。
短期の焦点は、8万1034ドルの上抜けか8万88ドル割れかです。イラン情勢の続報と29日3時のFOMCが、8万ドル台を保てるかの分かれ目になる可能性があります。
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