本日9月10日(木)21:30に、米国の8月生産者物価指数(PPI)が発表されます。
PPIは企業間で取引される商品やサービスの価格変動を示す指標で、消費者物価の先行指標として位置づけられています。FRBの金融政策判断にも影響することから、金利やドル相場を通じてビットコイン価格にも影響を与えやすい材料とされています。
今回は明日11日にCPI、来週15〜16日にFOMCを控えるなかでの発表となります。先週の雇用統計を受けて9月の利上げ見送り観測が強まっていますが、インフレ指標の結果次第では見方が変わる可能性もあり、その前哨戦として注目が集まっています。
ビットコイン、7万7770ドルまで下落|国債買い入れが期待外れで米金利上昇
PPI(8月)の前回値と予想
| 日付 | 重要度 | 時刻 | イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9/10(木) | ★★★ | 21:30 |
生産者物価指数(前年比) 生産者物価指数(前月比) コアPPI(前月比) |
4.7% 0.0% 0.2% |
4.5% 0.3% 0.2% |
今回は前年比が前回の4.7%から4.5%へ鈍化する一方、前月比は0.0%から0.3%へ上昇する予想となっています。年間ベースでは物価上昇が緩やかになりつつあるものの、単月では再び上昇圧力がかかる形で、市場がどちらを重視するかが焦点となります。
ビットコインへの影響とは
予想を上回った場合
生産者段階の物価上昇が想定以上に強いと受け止められ、明日のCPIも上振れるとの警戒が高まります。FRBの利上げ観測が再燃し、金利上昇・ドル高を通じて、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。
注目ライン:直近の安値圏である7万7700ドル付近を割り込むと、7万6000ドル方向への調整が意識されます。
予想を下回った場合
インフレ圧力が和らぎつつあると評価され、FOMCでの据え置き観測が一段と固まりやすくなります。金利低下・ドル安への期待からリスク資産に資金が向かいやすく、ビットコインには追い風となります。
注目ライン:直近高値の7万9700ドル付近を回復・突破できれば、8万ドルの大台回復も視野に入ります。
発表前に注目したいビットコインのライン

BTC/USDT 1時間足チャート
足元のビットコインは7万8000ドル台で推移しています。先週の雇用統計を受けて一時8万2000ドルまで上昇しましたが、その後は水準を切り下げ、狭いレンジでの値動きが続いています。
明日のCPI、来週のFOMCという重要イベントを控え、市場は積極的に方向感を出しにくい状況にあります。今回のPPIが穏やかな内容であれば、据え置き観測を追い風に8万ドル回復を試す展開が期待できます。一方、上振れればCPIへの警戒が高まり、7万7000ドル台の下値を試す可能性があります。
PPIはCPIの先行指標であるだけに、結果次第では明日以降の相場の方向感を左右します。発表前後はボラティリティが高まりやすいため、ポジション管理には十分な注意が必要です。
参考元:investing
画像:shutterstock
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