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イーサリアム、ステーブルコインでガス代支払いへ前進|EIP-8141が最高評価

2026年9月8日 17:12  Arai Yu

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イーサリアム財団は9月7日、EIP-8141を次期アップグレード「Hegotá」のS評価に位置付けました。Xでは「2027年にステーブルコインでガス代を払えるようになる」との見方が拡散していますが、財団は稼働時期を確定していません。

EIP-8141は、トランザクションを認証、手数料承認、実行のフレームに分ける仕様です。ユーザーがUSDCなどのERC-20トークンでスポンサーにガス相当額を支払い、スポンサーがETHでネットワーク手数料を立て替える設計で、仕様書には第三者リレイヤーを介さない代替手数料支払い方式を支援すると記されています。

財団のProtocol Clusterは、このEIPをHegotáの実行層の「ヘッドライナー」と位置付けました。FOCILに関するEIP-7805と並ぶ中核項目で、安全に搭載し、関連EIPとの相互作用を検証することが主要課題になります。

変わるのはユーザーの支払い体験です。ネットワークに支払われる手数料そのものは引き続きETH建てで、プロトコル上でETHが不要になるわけではありません。X上で広がった「ETHなしでガス代を払える」という表現は、スポンサーが間に入る仕組みを指しています。

Hegotáの時期も確定していません。財団は、HegotáをGlamsterdamの次に位置付け、クライアントチームが2026年第4四半期末ごろから着手する見込みと説明しています。アップグレード間隔の平均は7.2カ月としていますが、メインネット稼働日程は示していません。

今回の位置付けは、量子耐性化の文脈で意味を持ちます。財団は2029年12月までに実行、合意形成、データの各層で量子耐性を整える方針を掲げており、EIP-8141はアカウントをsecp256k1鍵から切り離し、新しい署名方式を導入しやすくする仕組みとして評価されています。

参考元:Ethereum
画像:Shutterstock