暗号資産(仮想通貨)市場は8月9日から10日午前にかけて、主要3銘柄が高値圏で一服しました。米国市場が休場の週末で、7日の弱い米雇用統計後の上昇が一巡し、落ち着いた値動きです。
ビットコイン(BTC)は6万5000ドル台を保ち、イーサリアム(ETH)は1900ドル台後半で2000ドルをうかがいます。XRPは1.03ドル前後で戻りが鈍く、1ドルの支持を意識しています。
ビットコイン、6万5000ドルを回復|弱い米雇用統計で利下げ観測強まる、今週はCPIが焦点
ビットコイン、6万5000ドル台で膠着

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは7日の弱い雇用統計をきっかけに乗せた6万5000ドル台を、週末を通して保ちました。この間は6万4000ドル台後半から6万5000ドル台前半の狭い範囲で推移し、10日朝には6万5363ドルの高値をつけました。現在値は6万5098ドル前後で、24時間では0.4%高とほぼ横ばいです。米国市場が休場の薄商いで新規の手掛かりに乏しく、上昇後の持ち高調整を挟む膠着が続きました。
もっとも、この水準をおおむね上回って推移しており、目先の底堅さは保たれ、崩れる兆しは見られず、値固めの様相となっています。
イーサリアム、2000ドルに届かず

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムは1900ドル台後半での推移が中心で、10日朝には1934ドルまで買われました。もっとも心理的な2000ドルには届かず、現在値は1921ドルです。24時間ではほぼ横ばいの0.4%高にとどまります。前日までに上抜けた1900ドルは維持しており、下値は堅めです。
ただ2000ドルの手前では上値が重く、次の壁を試すには、一段の買いが入るかがカギとなります。
リップル、1ドルの支持を意識

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は軟調な地合いが続き、10日朝には1.027ドルまで下げました。現在値は1.035ドルで、24時間ではほぼ横ばいながら、3銘柄で戻りが最も鈍い展開です。BTCやETHが高値圏を保つなかで出遅れが目立ち、心理的な1ドルが下値のめどとして意識されています。
材料視されたクラリティ法案やFOMCが9月へ後ずれし、買い手掛かりを欠くことが上値の重さにつながっています。
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弱い雇用統計後の一服と、週末の薄商い
相場の背景には、7日に発表された弱い米雇用統計があります。7月の雇用者数は市場予想に反して減少し、利下げ観測が強まったことで、BTCは6万5000ドル台へ水準を切り上げました。今回の週末は、その上昇が一巡した後の局面にあたります。米国市場が休場で新規の材料に乏しく、薄商いのなかで値動きは限られました。
BTCとETHが高値圏を保つ一方、XRPは戻りきれず、銘柄ごとに濃淡が出ています。方向感を欠いたまま、週明けの取引を待つ形となっています。
米CPIと主要銘柄の節目ラインに注視
最大の注目は、8月12日午後9時半に発表される米CPI(消費者物価指数)です。弱い雇用統計で利下げ観測が強まるなか、物価の伸びが鈍ければ観測を裏づけて暗号資産の支援材料となりやすい一方、上振れれば緩和の後ずれから重しとなりかねません。
目先はBTCが6万5000ドルを維持できるか、ETHは2000ドルを上抜けられるか、XRPは1ドルを守れるかが焦点です。
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