米上院多数党院内総務のジョン・チューン氏は8月8日、暗号資産(仮想通貨)市場の規制枠組みを定めるクラリティ法案の審議入りに向けたクローチャー動議を提出しました。上院が9月14日に再開した後、9月15日火曜日に最初の手続き投票を実施できる可能性が生じ、9月の本格審議に向けた道筋が見えてきました。
今回提出されたのは、法案そのものの最終採決ではなく、本会議で審議を始めるための「motion to proceed(審議進行動議)」に対するクローチャー動議です。上院ではクローチャーによって討論終結に進むには通常60票が必要で、この手続きを通過して初めて法案の本格審議に入れる仕組みです。
議会記録では、対象は上院本会議カレンダー番号423のクラリティ法案です。上院は8月8日時点で夏季休会に入る日程となっており、休会前に最終投票は行われませんでしたが、クローチャー動議の提出によって再開後2セッションデー経過後に採決が可能となるため、9月15日が最初の実施候補日になります。
クラリティ法案はすでに下院を通過しています。上院では5月14日に銀行委員会で15対9で可決され、6月1日に本会議カレンダー入りしていました。委員会採決では共和党議員13人に加え、民主党議員2人が賛成に回っています。
もっとも、9月15日に見込まれるのはあくまで審議入りのための手続き投票です。そこで60票を確保できなければ本会議審議は進まず、可決された場合もその後に討論と法案本体の採決手続きが続きます。暗号資産(仮想通貨)の市場構造を巡る米国の立法論議は、9月の上院日程に正式に乗る段階へ入りつつあります。
米上院、クラリティ法案の採決を9月に延期|8月休会前の処理見送り
参考元:公式
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