7月27日、メタプラネット(3350)の株価は前場に安値219円まで売られた後に持ち直し、10時57分時点では224円と前営業日比+1円(+0.45%)の小反発となっています。前週まで3営業日続落した後の下げ止まりですが、寄り後にいったん7月8日以来の安値をつけるなど、下値の重い展開です。
株価は7月1日の年初来安値192円に近い水準まで下落し、21日から22日にかけて265円まで駆け上がった7月の急騰局面を、その後の下げでほぼすべて吐き出しました。企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)は0.84倍と7月の最低水準まで低下し、7月28日から29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強まっています。
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当日の値動き

前営業日24日は234円で寄り付いた後に軟化し、終値223円(−6.69%)と安値引けで3営業日続落しました。週末を挟んだ27日は231円と買い先行で寄り付いたものの続かず、安値219円まで下押ししてから224円へ戻しています。
前場の出来高は約706万株、PTSも223.1円と日中値に沿った水準です。日経平均がほぼ横ばいで様子見となるなか、同社株も方向感を欠く展開となっています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では7月22日の高値265円から27日安値219円まで4営業日で約17%下落し、25日移動平均線を大きく下回りました。7月の急騰前の水準まで戻っており、下降トレンドへの回帰が鮮明です。
3カ月リターンは−31.7%、1年リターンは−81.0%と長期の下げ幅は再び拡大しています。次の下値の目安は7月1日の年初来安値192円で、本日安値219円を割り込めば同水準への接近が意識されます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、27日は寄り付き231円から219円まで下げた後、224円へ戻す不安定な値動きとなりました。下値では買いが入るものの、戻りも続かない神経質な地合いです。
短期のサポートは本日安値219円、上値は本日高値234円が最初のレジスタンスです。219円を維持できれば下げ止まりが期待できる一方、割り込めば200円台前半が視野に入ります。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。円建てBTC価格1064万9016円を映してBitcoin NAV(評価額)は4579億円、未実現損益は−2013億円(−30.5%)となりました。BTCが6万4000ドル台を維持しているため、含み損は前営業日から横ばいです。
EV mNAVは0.84倍と、7月10日の0.97倍から低下が続き、7月の最低水準となりました。時価総額2870億円・企業価値3841億円に対しBitcoin NAVは4579億円で、その差は1700億円超に開いています。1株あたりNAV(希薄化前)357.38円に対し株価224円と、保有BTC価値に対する割安度は7月で最も深い水準です。BTCの追加購入は6月30日を最後に27日間止まったままです。
今後の株価の焦点
短期は本日安値219円と年初来安値192円が下値サポート、本日高値234円が上値レジスタンスです。219円を維持できれば急騰前の水準での底固めが期待される一方、割り込めば192円への接近が意識されます。
当面の最大の焦点は、7月28日から29日のFOMCです。金融政策の方向性次第でBTCと同社株がそろって動く可能性があり、それまでは様子見が続くとみられます。加えて8月13日の決算発表では、mNAV1倍割れで買い増しが止まっている資本政策がどう説明されるかが注目されます。