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テレグラム、米国で仮想通貨ウォレットを標準搭載|DMから即時送金に対応

2026年7月22日 15:10  7月22日 15:13  Arai Yu

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テレグラムは7月22日、米国ユーザー向けに暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Wallet in Telegram」のロールアウトを始めました。対象は米国内の約8700万人で、アプリ内に標準搭載されたウォレットを通じて、チャット画面から暗号資産を送受信できるようになります。送金はTelegramユーザー間で即時反映され、手数料はかかりません。メッセージアプリの内部に決済機能を組み込むことで、暗号資産の利用場面を日常的なコミュニケーションの延長に近づける動きです。

ウォレットはThe Open Platformが開発し、TONブロックチェーンを基盤に動作します。導入は外部プラグインを追加する方式ではなく、Telegramの設定メニューとダイレクトメッセージの画面に直接組み込まれる形です。

利用者はアプリを離れずに、暗号資産の保管、送受信、購入、現金化まで進められます。購入手段にはApple Pay、Google Pay、銀行カードが含まれ、機能面では単なる送金ツールにとどまらない構成です。

対応資産にはビットコイン、イーサリアム、ソラナ、トンコイン、USDTなどが含まれます。Telegramユーザー同士の送金はオフチェーンで処理されるため、ブロックチェーン上の通常送金よりも待ち時間や手数料の負担を抑えやすい設計です。

チャット内ウォレットで保管・購入・送金・現金化を一体化

今回の実装で大きいのは、ウォレットが独立した暗号資産アプリとして提供されるのではなく、日常的に使うチャット機能の中に入った点です。暗号資産の送付はこれまで、外部ウォレットのインストールやアドレス入力、ネットワーク手数料の確認などが利用の壁になりやすかったです。DM画面から相手にそのまま送れる仕組みは、暗号資産の操作をメッセージ送信に近い体験へ寄せるものです。

The Open Platformのアンドリュー・ロゴゾフ最高経営責任者は、暗号資産を追加機能ではなくTelegramのコミュニケーションの一部として組み込み、デジタル資産の送金をメッセージを送るのと同じくらい簡単にすると説明しました。

米国でのロールアウト開始は、暗号資産サービスの入口が取引所や専用ウォレットから、巨大なメッセージ基盤へ広がる例として位置付けられます。利用者にとっては、新しいアプリを増やさずに暗号資産を扱えることが利便性になります。サービス側にとっては、保管、送金、購入、換金が1つの画面内で完結する設計が、利用頻度の押し上げにつながるかが注目されます。

画像:Shutterstock

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