米暗号資産運用会社グレースケールが、Worldcoin(WLD)の現物ETFに関するS-1届出書を米証券取引委員会に提出したとみられます。申請されたETFはティッカーを「GWLD」とし、ナスダックへの上場を予定しています。これを受けて暗号資産(仮想通貨)WLDの価格は短時間で上昇し、一時8%高を記録したと伝えられています。上昇局面での取引価格は0.37〜0.38ドル付近でした。
申請資料の内容では、ETFはWLDトークンを直接保有し、手数料控除後の市場価格への連動を目指す設計です。保管にはBitGoを利用する計画が示されたとみられます。
現物ETFは、投資家が暗号資産そのものを自己管理せずに、証券口座を通じて価格変動にアクセスできる商品です。今回の申請は、WLDを対象にした米国のETF商品化の動きとして受け止められ、申請直後の価格反応につながったとみられます。
ETF申請直後のWLD価格反応と市場の受け止め
今回の値動きは、ETFが承認されたことを意味するものではありません。S-1提出は上場に向けた初期段階の一つで、実際の組成や売買開始には当局の審査を経る必要があります。
それでも価格が即座に反応したのは、現物ETFの申請自体が新たな資金流入経路になり得ると市場が織り込んだ可能性があります。WLDを直接買って保管する必要がない商品設計は、暗号資産の管理に不慣れな投資家にとって参加しやすい形になりやすいためです。
一方、上昇率には報道ごとに差があり、3.5%程度から5%前後とする例もありました。短時間の値動きが大きかったことに加え、集計時点の違いが反映された可能性があります。
Worldcoinは、OpenAIのCEOを務め、ChatGPTの開発・提供企業を率いたサム・アルトマン氏が共同創業者として関わるプロジェクトとして知られます。今回の材料は、プロジェクトの技術や配布設計ではなく、金融商品としてのアクセス手段に市場の関心が集まった局面とみられます。ETFはなお申請段階にあります。
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