NFTマーケットプレイス大手のOpenSeaが、無期限先物取引への参入を進めていることが分かりました。プロダクトマーケティング責任者のZack Brenner氏は6月1日ごろ、自身のXで早期アクセス希望者を募り、基盤がHyperliquidかとの質問に「yes」と返答しました。NFT取引の場として知られてきたOpenSeaが、暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ領域に踏み出す動きとして受け止められています。
早期アクセス募集で見えたperps参入の具体像
Brenner氏はXで、OpenSeaの無期限先物取引の早期アクセスを希望するユーザーに向けた投稿を行い、テスター募集を始めました。これに対し、ユーザーが取引基盤としてHyperliquidを使うのかと尋ねたところ、同氏は「yes」と返答しています。
このやり取りによって、OpenSeaが準備しているperpsがHyperliquid基盤を採用する見込みであることが、担当者レベルで初めて明確になりました。正式な製品ページや提携発表は出ていないものの、単なる示唆にとどまらず、実装段階に近い動きが進んでいることをうかがわせます。
OpenSea公式アカウントも6月2日、モバイルアプリとperpsのベータテストが進んでいることを明らかにしました。投稿では、492人のベータテスターから数千時間分のフィードバックを受け、OS MobileとPerpsを改善したと説明し、招待コード1476個を配布したとしています。
OpenSeaはこれ以前にも、「perps on OS」「perps on OS hits differently」といった表現で、無期限先物機能を前面に出す投稿を続けていました。今回のテスター募集と公式投稿が重なったことで、NFT売買の補助機能ではなく、新たな取引サービスとして位置付けている構図がより鮮明になっています。
NFT中心からtrade everythingへ、事業の軸足が移る
OpenSeaは2025年、NFTマーケットプレイスから多チェーン対応の暗号資産取引プラットフォームへと自社の位置付けを広げ、CEOのDevin Finzer氏が「trade everything」構想を掲げていました。今回のperps参入は、その方針を具体的なプロダクトに落とし込む動きです。
無期限先物は、現物を保有せずに価格変動へ参加できるデリバティブ商品です。NFTの売買が個別資産の取引に近いのに対し、perpsは価格変動を機動的に売買する市場であり、ユーザー層も取引頻度も大きく異なります。OpenSeaにとっては、コレクションの売買を仲介する場から、より広い暗号資産取引を扱う場へと事業の重心を移す意味を持ちます。
参考元:thedefiant
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