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ビットコイン、 7万9000ドル台まで上昇|ホワイトハウス銃撃事件でも崩れず、ETF9日連続流入が下値を支える

2026年4月27日 08:56  4月27日 13:04  Arai Yu

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4月27日8時時点で、ビットコイン(BTC)は7万7500〜7万8000ドル付近で推移しています。直近24時間では7万7200ドル付近から7万8200ドルまで上昇する場面があり、24時間騰落率は約+0.5〜1.3%の小幅プラスとなりました。

米国で発生したホワイトハウス記者会晩餐会での銃撃事件にもかかわらず、BTC価格は崩れずにむしろ上昇で反応しており、地政学リスクに対する耐性が改めて意識される展開です。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

直近24時間のBTCは、アジア時間帯を通じて7万7000〜7万8500ドルのレンジ内で方向感に乏しい推移が続きました。24時間安値は7万7200ドル付近、24時間高値は7万8200ドル付近です。高値をつけたのは米国時間の4月25日夜で、ホワイトハウス銃撃事件の報道が流れた直後にあたります。

7万7200〜7万7400ドルの価格帯では買いが入りやすく、一方で7万8200〜7万8500ドルでは上値が抑えられる構図が続いています。全体としてはレンジ内での推移であり、方向感が定まらない中でも下値では一定の買い需要が確認されました。

相場を動かした背景

ホワイトハウス銃撃事件と地政学リスク

4月25日夜(米東部時間)、ワシントンDCのワシントン・ヒルトンで開催されていたホワイトハウス記者会晩餐会において、銃撃事件が発生しました。容疑者はセキュリティ検問所に突入して発砲し、シークレットサービスの捜査官1名が防弾チョッキに被弾しましたが、トランプ大統領をはじめ出席者に負傷はなく、容疑者はその場で拘束されています。

事件報道直後、BTCは7万7200ドル付近から7万8200ドルへ約1000ドル上昇しました。米国の政治的不安定性が高まる場面でBTCに短期的な買いが入るパターンは過去にも確認されており、今回も「安全資産」としてのBTCの側面が一時的に意識された可能性があります。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

日足チャート分析

日足は6万5000ドル付近を起点とした上昇トレンドを維持しており、高値・安値を切り上げる構造が続いています。RSIは64と中立圏にあり、ADXも25と方向性の強さは限定的です。7万9500ドル付近がレジスタンスとして意識されており、ブレイクすれば8万ドル台前半への上昇余地が開けます。

下値はまず7万5000ドル、次いで7万3500ドルにサポート帯が控えています。直近の上昇局面では出来高の減少が確認されており、モメンタムの鈍化には注意が必要です。

4時間足チャート分析

4時間足では、7万9500ドル付近での上値拒否を経て、7万7000〜7万9500ドルのレンジに移行しています。レンジ上抜けの場合は8万ドルへの加速が見込まれますが、下抜けした場合は7万5000ドル方向への調整が視野に入ります。

週後半のFOMCやGDP速報値を前にした様子見の色が強い状況です。

1時間足チャート分析

1時間足では、直近の上昇が7万8200〜7万8500ドルで失速しており、短期的な買いの勢いが弱まっています。サポートは7万7200〜7万7400ドルに位置しており、このラインを維持できるかが本日の焦点です。

7万8500ドルを明確に上抜ければ7万9500ドルへの再挑戦が見込まれますが、7万7200ドルを割り込むと7万5000ドルへの下落リスクが意識されます。

デリバティブ動向

OI・清算動向

BTC先物のOI(未決済建玉)は約567.8億ドルで推移しています。直近24時間の清算額は約1690万ドルと比較的軽微で、大規模なポジション解消は発生していません。ファンディングレートは7日移動平均で約-0.005%と2023年以来の低水準でマイナス圏が継続しています。

ショートが優勢な状況にもかかわらず価格が上昇しているのは「恐怖の壁を登っている」状態であり、歴史的にはこのパターンがローカルボトムと一致してきた経緯があります。

注目清算ライン

上方向では8万ドル〜8万100ドル付近にショート清算ラインが集中しているとみられ、到達した場合はショートスクイーズによる急騰が発生する可能性があります。

下方向では7万3000〜7万5000ドルにロング清算ラインが意識されており、割り込んだ場合は清算連鎖による下落加速に警戒が必要です。

ETF動向

4月24日時点で米現物BTC ETFは9日連続の純流入を記録しており、週間フローは8億2300万ドルです。IBITが+2288万ドル、MSBTが+1113万ドルで牽引した一方、ARKBが-902万ドル、BITBが-885万ドルと一部銘柄では流出も見られました。

累計純流入額は約580億ドル、AUMは1026億ドルに到達しています。ATH(12万6000ドル)から約40%下落した局面においても機関投資家の買い意欲が維持されていることは、市場構造の変化を示す重要なシグナルとみられます。

本日のデイトレ注目材料

4月27日(月)は主要な経済指標の発表は予定されていません。ただし、今週は水曜日のFOMC金利決定と木曜日の米Q1 GDP速報値・コアPCE物価指数、ECB金利決定が控えており、週後半に向けて警戒感が高まる可能性があります。

また、火曜日にMicrosoftとQualcomm、水曜日にAmazonとAppleの決算発表が予定されており、ナスダックとの相関が約85%と高い現在のBTCにとっては大型テック決算もリスク要因として意識されます。

上方向の焦点は7万9500ドルで、4時間足・日足のレジスタンスが集中しています。ブレイクすれば8万ドル台へのショートスクイーズを伴った上昇が見込まれます。

下方向の焦点は7万7000ドルで、割り込むと7万5000ドル→7万3500ドルへの調整が意識されます。短期トレーダーが見るべきラインは、1時間足のレジスタンス7万8200〜7万8500ドルとサポート7万7200ドルです。

まとめ

BTCはホワイトハウス銃撃事件を受けても売り圧力に発展せず、ETFの9日連続純流入と取引所準備金の歴史的低水準が下値を支える構図が続いています。

本日は主要イベントがなく静かな展開が予想されますが、週後半のFOMC・GDP速報値・コアPCEに向けて、7万7000〜7万9500ドルのレンジ内で方向感を探る動きとなりそうです。

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