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ステーブルコイン大手テザー、分散型検索エンジン「Hypersearch」の開発を発表

2026年4月8日 14:57  4月8日 15:02  Arai Yu

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ステーブルコイン最大手テザー(Tether)のCEOであるパオロ・アルドイノ氏は2026年4月7日、同社のエンジニアチームが分散型検索エンジン「Hypersearch」を開発中であることをXで発表しました 。

これは、中央集権型サービスへの依存を低減し、Web3エコシステムを強化するテザーの広範な戦略の一環と見られています。

Hypersearch、HyperDHT採用の分散型検索エンジンに

アルドイノ氏の発表によると、Hypersearchは「HyperDHT」と呼ばれる分散型ハッシュテーブル技術を基盤としています 。DHTは、中央サーバーを介さずにノード間で直接データを交換することを可能にするP2Pネットワーク技術です。これにより、Hypersearchは検閲耐性を持ち、単一障害点が存在しない堅牢な検索エンジンとなることが期待されています。

HyperDHTは、アルドイノ氏が2022年に共同設立したP2Pネットワーク技術であり、テザーのP2Pチャットアプリ「Keet」でもサーバーレス通信に利用されています 。この既存技術の活用は、テザーが分散型インフラ構築において一貫したビジョンを持っていることを示唆しています。

現在のインターネット検索は、Googleをはじめとする少数の巨大企業によって支配されており、データのプライバシー、検閲、アルゴリズムの透明性といった課題が指摘されています。Hypersearchのような分散型検索エンジンは、これらの課題に対するWeb3的な解決策として注目されています。

テザーはこれまで、ステーブルコインUSDTの発行を通じて暗号資産市場の流動性を支えてきましたが、近年はP2P技術やWeb3インフラへの投資を加速させています。Hypersearchの開発は、同社が単なるステーブルコイン発行体に留まらず、より広範な分散型インターネットの構築に貢献しようとする強い意志の表れと言えます。

画像:shutterstock