メタプラネット(3350)は9月15日午前11時時点で255円と、前営業日終値247円から8円高の3.24%高です。9月11日、14日と2日続けて下げたあとの3日ぶり反発となります。
上げ幅は保有ビットコインの価値の伸びを大きく超えています。BTC(ビットコイン)の円建て価格は前営業日の東証大引けから0.67%しか上がっていないのに対し、株価はその4.8倍にあたる3.24%高です。差の分だけ、保有資産に対する市場の評価倍率が切り上がったことになります。
ビットコイン、クラリティ法案の期待で7万9600ドルまで上昇
当日の値動き

251円と前営業日終値を4円上回って寄り付いたあと、9時1分に248円まで押されました。そこから切り返し、9時7分には当日高値の258円をつけています。14日夜から15日朝にかけてBTCが7万6389ドルから7万9600ドルへ4.2%上げた流れを引き継いだ形です。
その後は9時25分に253円まで戻されたものの、以降は254円から258円のレンジを保っています。東京時間のBTCは9時の7万8189ドルから7万7900ドル台へ下げましたが、株価はこの下げに付き合っていません。出来高は11時時点で1044万株と、前営業日1日分1703万株の6割に達しました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
75日移動平均245.7円を下値の支えに切り返し、5日移動平均250.0円も上抜けました。次の関門は25日移動平均269.8円です。PBRは0.97倍と、1倍割れの解消が視野に入る水準まで戻しています。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
当日高値258円は9時7分と10時37分の2回つけており、上値は切り下がっていません。安値は寄り直後の248円で、前営業日の安値239円から9円切り上がりました。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。BTC価格が1206万4112円まで戻したことで、Bitcoin NAV(評価額)は5188億円となり、未実現損益はマイナス1405億円(マイナス21.3%)と、前日のマイナス1452億円(マイナス22.0%)から含み損が縮みました。
ただし株価の上げ幅はこの改善だけでは説明できません。1株あたりNAV(希薄化前)は376.77円から380.25円へ0.92%増えただけで、差を埋めているのは企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)が0.84倍から0.86倍へ切り上がったことです。同じ時間帯にリミックスポイントは0.44%高、マネックスグループは0.41%安、CAICA DIGITALは3.17%安と、クリプト関連株はいずれも日経平均の0.79%高に届いておらず、BTCが上がってもセクターそろっての買いにはなっていません。
11日に開示した潜在株式の41.1%削減で希薄化後の1株あたりSatsは2635から2866へ約8.8%増えており、14日に239円まで売られた水準から1株あたりの価値が見直された形です。
今後の株価の焦点
今週は重要な経済イベントが集中しており、16日未明の3時15分に米上院でクラリティ法案の討論終結動議が採決されます。可決には60票が必要で、共和党の53議席では民主党から7人以上の賛成が要ります。トランプ大統領が倫理規定の強化を受け入れたことで、Polymarketの年内成立確率は一時12%から30%近くへ上昇しました。
17日3時にはFOMCがあり、25bpの利上げが約9割織り込まれています。18日の日銀会合では1.00%から1.25%への利上げが見込まれ、円高に振れれば円建てのNAVは目減りします。上値メドは25日移動平均269.8円、下値メドは75日移動平均245.7円です。
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