トム・リー氏、強気姿勢を維持
米調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズの共同創業者であり、著名アナリストでもあるトム・リー氏は、ビットコインが2025年末までに25万ドルに達する可能性があるとの見解を改めて示しました。
この発言は、暗号資産メディア「Coin Stories」の最新インタビューで語られたもので、リー氏は「現在の価格水準から大きな上昇余地がある」との見方を示しました。
「我々は以前から、年末にかけてビットコインが20万ドルから25万ドルの間に到達する可能性があると予想してきた。現時点でもその予測に変化はない」(トム・リー氏)
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背景にある3つの強気要因
トム・リー氏がこれほど強気な予測を維持している理由には、以下の3つの要因があります。
① 機関投資家の資金流入
米国でのビットコイン現物ETFの承認により、ブラックロック、フィデリティ、アークなどの大手金融機関が市場に参入中です。
これにより、ビットコインに対する投資需要が劇的に高まっています。
② サプライショック(供給の枯渇)
2024年4月に実施された半減期(マイニング報酬が6.25BTCから3.125BTCへ減少)によって、新規供給が大幅に制限されています。
需要が高まり続ける一方で、供給が抑えられるという構造的な要因が、価格上昇を後押しする可能性があります。
③ 市場の成熟とリスクヘッジ資産としての地位確立
金融市場の不確実性(インフレ、米大統領選、地政学リスクなど)を背景に、ビットコインが「デジタル・ゴールド」としてリスクヘッジ資産のポジションを確立しつつあります。これにより、より幅広い投資家層が参入する土壌が整っています。
他アナリストの見通しは?
ただし、全ての専門家がトム・リー氏ほど強気というわけではありません。他のアナリストの見立ては以下の通りです。
| アナリスト / 機関名 | 年末のビットコイン予測価格 |
|---|---|
| Bernstein社 | 20万ドル |
| 10x Research(Markus Thielen氏) | 16万ドル |
| Standard Chartered | 15〜20万ドル |
| Matrixport | 12万5000ドル(年内) |
市場全体のコンセンサスとしては、10万〜20万ドル台が現実的なラインとされています。
過去のビットコインサイクルとの比較
これまでのビットコイン価格は、半減期の翌年にピークを迎える傾向があります(例:2013年、2017年、2021年)。そのため、今回も2025年10月頃にピークを迎えるという予測も存在します。
仮にこのサイクルに従うとすれば、年末に25万ドルへ到達する可能性はゼロではなく、「次のピークに向けた助走期間」として捉えることができます。
まとめ
トム・リー氏の予測はあくまでも「強気シナリオ」の一つであり、25万ドル到達にはかなりの外部要因が必要です。
- ポジティブ要因としては、大規模なETF流入や米FRBの利下げ、地政学リスクによる安全資産需要の増加が挙げられます。
- 一方でネガティブ要因としては、規制強化、マクロ経済の悪化、米大統領選の不透明性などもリスクとして残ります。
現実的なシナリオとしては、2025年末〜2026年前半にかけて20万ドル突破が実現し、25万ドルは「ピーク時に一時的に到達する」水準になる可能性が高いと考えられます。
- トム・リー氏は年末までに「25万ドル到達」の可能性の見解を示しました。
- ETF、半減期、需要増加といった強気材料が背景にあります。
- 他アナリストの見通しはより慎重だが、上昇傾向は市場全体の共通認識です。
- 投資家にとっては、短期的なボラティリティに注意しつつ、中長期目線での戦略が求められる局面です。
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