6月24日、機関投資家向けオンチェーン分析プラットフォーム Bitcoin Vector が「構造転換は強気方向へ傾き始めた」とのレポートをリリースしました。
過去の統計で高い的中率を誇る同プラットフォームの“底打ちシグナル”が点灯したことで、相場には久々にポジティブなムードが広がっています。
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Bitcoin Vectorとは
Bitcoin Vector は UTXO の滞留期間やネットワーク純流入量、先物清算フローなど十数種類のオンチェーンメトリクスをベクトル化し、市場の「構造変化点」を可視化するサービスです。
目的
循環サイクルの転換点を早期に捕捉
主要ユーザー
ヘッジファンド、OTC デスク、ファミリーオフィス
検証実績
22年以降の主要ボトム(22 年 11 月、23 年 6 月、25 年 4 月)をすべて事前警告
今回点灯した“底打ちシグナル”の内容
| 指標 | 判定 | コメント |
|---|---|---|
| ネットワーク流入ベクトル | 鈍化 → 上昇転換 | 実需フローの戻りを示唆 |
| 先物ロング清算率 | 低位横ばい | クリーンアップ完了 |
| LTH(長期保有者)純増率 | プラス継続 | 底固めを裏付け |
Swissblock インパルス指標も底固めを示唆
オンチェーン調査会社 Swissblock の集約インパルス指標では、上位350銘柄中「ネガティブ・インパルス」を示す銘柄が8%まで減少しました。
歴史的には15–25%から0% へ低下する過程でボトムが形成されており、底打ち条件の一つが既に満たされつつあります。
地政学リスクと価格推移
6月13日、イスラエルがイラン核関連施設を攻撃したとの報道を受け BTC は108,000ドルから急落し、一時98,000ドル台になりました。
しかし24日、トランプ米大統領による「停戦合意が視野」との発言で全戻しを演じるなど、リスクイベントに対する耐性が向上している点も注目されます。
アルトコインへの波及シナリオ
Bitcoin Vector は「確認シグナルが定着すれば大型ローテーションが起こり、ETH 及び高ベータのアルトが主導権を奪還する可能性が高い」と指摘されました。
4月7日の前回シグナル発動時は、
BTC
+30%
主要アルト
+50〜120%
の急騰を演じています。
リスクチェックリスト
| リスク要因 | ウォッチポイント |
|---|---|
| 米金融政策 | 7月 31日 FOMC、利下げの有無 |
| オプション満期 | 6月28 日 50 億ドル相当 |
| ネットワーク手数料高騰 | Ordinals 需要増で再燃の可能性 |
まとめ
・Bitcoin Vector の強気シグナルが 3 か月ぶりに点灯し、オンチェーン構造は底打ちパターンへ移行しました。
・Swissblock 指標も過去のボトムレンジ(15–25%)に近づきつつあり、複数の独立ソースが底固めを示唆しています。
・ただし地政学リスクと米金融政策は依然不安定。トレンド転換を「確定」と見るには、数日以内の 50 日 MA 上抜けと出来高増加を要確認です。
足元のオンチェーン改善は事実ですが、流動性の主戦場が依然デリバティブ市場に偏っている点には注意しましょう。
CME の円建て建玉や海外取引所の資金調達率をみる限り、ロング優勢ではあるものの“踏み上げ”に近い状態ではありません。
ここで出来高がスパイクしないまま価格だけ先行すると、短期トレーダーの利確売りで再び 100k ドル割れを試す展開も想定されます。
個人的には、
・105k–110k ドル帯を出来高伴って週足で維持
・DDS(Derivatives to Spot 比率)の低下
が確認できれば、次のレジスタンス 120k ドル突破シナリオに自信が持てそうです。
あくまで“底打ちしつつある”フェーズである点を忘れず、ポジションサイズとリスク管理を徹底しましょう。

