2021年大躍進を遂げた仮想通貨市場。全体の時価総額は約3.8倍に上昇しました。

大きく稼げた方もいれば、なかなかうまく立ち回れなかった人もいると思います。

利益を伸ばせなかった人は来年こそはと思っているはずです!

そこで今回のレポートでは「来年2022年の相場で上手く立ち回る」ための情報を解説するので、今年の相場を復習しながら来年に向けて準備してください。

この記事では以下のことが分かります。

  • 2021年の値動きと重要ファンダ
  • 2022年の重要ファンダ
  • 2022年のBTC価格予想

これを読めば、来年の今頃はあなたも満足した1年を過ごしたな~と実感することでしょう!

2021年仮想通貨市場時価総額は最大3.8倍に上昇

2021年仮想通貨市場は新型コロナウイルス感染症の拡大によって落ち込んだ経済を立て直すための金融緩和のヘッジ先として選ばれました。

これによりビットコインをはじめに多くの通貨が最高値を更新することとなりました。

この記事では2021年のビットコイン市場の重要な出来事を振り返った上で、2022年のビットコイン市場の値動きを予想しています。

2021年全体の値動き

2021年ビットコインは年始から5月までのバブル相場を形成し、4ヶ月の間で64,000ドルまで上昇しました。

バブルが崩壊した後は約2ヶ月間にわたり底値圏でレンジを形成、その後レンジ上限を突破すると再び上昇トレンドを形成し最高値となる7万ドルを記録。

最高値更新後は下降トレンドを形成し4万ドル台での推移が続く展開となっています。

2021年上昇幅 138.56%
最安値 28,130ドル
最高値 69,000ドル
最大レンジ幅 40,195ドル

①上昇トレンド|年始〜4月中盤

安値から高値の上昇率 130.55%
安値 28,130ドル
高値 64,854ドル

ファンダメンタル

1月〜4月にかけてのファンダ

  1. イーロンマスクのTwitterに#bitcoin出現
  2. テスラ社ビットコイン購入
  3. 米で1.9兆ドルのコロナ対策法案署名
  4. テスラ社の商品BTC決済開始
  5. Coinbaseがナスダック上場

    ビットコインは年始から最高値を更新し、強気の相場を形成していましたが2月からの大幅上昇のきっかけとなったのはイーロン・マスク氏のビットコイン投資と金融緩和があげられます。

    こうしてビットコインは28,000ドルから4ヶ月間で+37,000ドルの大幅上昇を記録します。

    年始1月後半にイーロン・マスク氏のTwitterプロフィール欄に#bitcoinが出現し、同氏がビットコイン投資に参入しているのではないかという憶測が広がりビットコインの価格は上昇しました。

    その後、2月にテスラ社がビットコインを購入したとの発表があり、価格が大きく高騰しています。

    3月には米国大統領のバイデン氏が1.9兆ドルのコロナ対策法案に署名。インフレのヘッジ先として株式市場をはじめ金融市場全体が大きく上昇する展開となりました。

    また、上昇トレンド終盤には米大手仮想通貨取引所のCoinbaseがナスダックに上場し、仮想通貨に対する社会的信用が大きく高める出来事となりました。

    下落トレンド|4月後半からの7月半ば

    高値から安値の下落幅 -54.65%
    安値 28,805ドル
    高値 63,520ドル

    ファンダメンタル

    4月後半から7月後半までのファンダメンタル

    1. テスラ社のビットコイン決済中止を発表
    2. 中国仮想通貨の規制強化を発表
    3. ビットコインドミナンスの低下

      4月終盤、Coinbaseの上場で天井をつけたビットコインはバブル崩壊へと向かいます。

      また、5月12日にテスラ社がビットコイン決済を停止したことを受け-12%の大幅下落を記録。

      追い討ちをかけるように18日には中国の仮想通貨に対する規制が強化され、一時3万ドルを割り込む展開となりましたが、その後は3万ドル台に復帰しています。

      また、4月前半の上昇でビットコインから資金が抜けてアルトコインや草コインに流入したことも大幅下落の要因として考えられます。

      上昇トレンド7月下旬から9月の上昇トレンド

      安値から高値の上昇幅 79,49%
      安値 29,482ドル
      高値 52,920ドル

      ファンダメンタル

      7月下旬から9月のファンダメンタル

      1. エルサルバドルでビットコインが法定通貨として採用される
      2. 中国恒大集団デフォルト危機
      3. テザー社裏付け資産に関する懸念
      4. 中国人民銀行が仮想通貨に関する最新文書を公開

        7月まで底値での推移が続いていたビットコインですが、イーロン・マスクを始めに著名人がビットコインに対してポジティブな発言をしたことをきっかけに上昇、さらにエルサルバドルの法定通貨に採用されるなどし、52,000ドルまで価格が上昇しました。

        9月7日にエルサルバドルで正式に法定通貨として採用されると、事実売りされる形となり、日足レベルで一時1万ドル幅の下落を記録します。

        また、中国恒大集団のデフォルト危機で金融市場が混乱し、株式市場に連れ安となる形で仮想通貨市場も下落。

        テザー社の裏付け資産に関する懸念と中国人民銀行が仮想通貨規制に関する最新文書の公開も重なり、9月は下落の相場となりました。

        下落トレンド|11月後半から年末にかけての相場

        高値から安値の下落幅 40,93%
        安値 40,753ドル
        高値 69,000ドル

        ファンダメンタル

        10月の上昇相場から年末にかけて

        1. FRBパウエル議長が仮想通貨に関する見解を発表
        2. 米で初のビットコイン先物ETFが上場
        3. ビットコインの大型アップデートタップルート実装

          9月30日にFRB(米連邦準備理事会)議長のパウエル氏が「仮想通貨を規制するつもりはない」との発言をきっかけに上昇を開始。

          また、ビットコイン先物ETFが承認されるのではないかという市場の憶測から大きく価格を上昇させました。

          そして10月15日にアメリカの資産運用会社のプロシェアーズが申請していたビットコイン先物ETFの申請が承認され、10月19日にはニューヨーク証券取引所に上場し取引が始まりました。

          ビットコイン先物ETFが承認されたことでビットコインは最高値を更新し69,000ドルを記録しました。

          最高値を更新したビットコインですが、その後は調整相場に入り、4万ドル台後半まで下落しています。

          2022年ビットコインは上昇するのか

          鍵
          この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
          徹底サポート会員とAIシストレ会員限定の記事です。
          登録して続きを読もう!
          • プロトレーダーによる毎日のBTC・ETHトレード戦略配信や限定記事が読み放題!【戦略配信:2021年上半期最低月利30%】
          • CoinPartnerオリジナルメールマガジン配信
          プランの詳細を見る

          アカウントお持ちの方はこちら

          ログイン