仮想通貨イーサリアム、緩やかな上昇を経て落ち着きを見せる

​20日16時でのイーサリアム価格は103.57ドル(約11,589円)。前日比で平均1.5%の下落となった。

17日から起こった価格上昇は19日まで続き、現在はピークがすぎて落ち着いた形になっている。19日午前にイーサリアムは12月6日以来の100ドルを突破。23時頃に頭打ちが起こり、今日は102~105ドル付近を推移している。

アルトコインはここ数日で軒並み価格上昇を見せており、イーサリアムも例外なく上げ相場に傾いている印象だ。

最近ではデータプラットフォームStatusが市場低迷を理由に25%の人員削減を発表するなどネガティブなイメージが先行していたイーサリアムだが、今後の価格変動にこうしたニュースが関わってくる可能性は高いだろう。

直近の注目ニュースとしては、創設者ヴィタリック・ブテリン氏​がスタートアップ企業に約30万ドルのイーサリアムを寄付することを発表した。

今回助成を受けるのはプリスマティック・ラボ社とステータス社​が中心であり、いずれもイーサリアム2.0の開発を担う企業である。

以前からイーサリアム2.0の開発信仰に関しては疑問の声が上がっており、ブリテン氏はそうした不満に応える形で助成金の寄付を発表した。

これにより開発の進行、スケーラビリティの拡大が達成されれば、今後イーサリアム市場にとってもポジティブな引き金になるかもしれない。