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ビットコイン・イーサリアム・リップル反発|仮想通貨はAI減速観測の株安から切り返す

2026年9月14日 16:19  9月14日 16:19  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は9月13日から14日午後にかけて、安値から持ち直しました。ビットコイン(BTC)は7万7660ドル、イーサリアム(ETH)は2519ドル、XRPは1.38ドルです。

下げの発端はAI開発の減速観測でした。米アンソロピックの経営者が業界全体に開発ペースを落とすよう求めたことが週末に伝わり、14日の東京市場でAI関連株が売られると、暗号資産も同じ時刻に売られています。戻りの局面では、米上院のクラリティ法案の最終案公表が重なりました。

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ビットコイン、7万7000ドルへ回復

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7万7461ドルで始まり、13日は7万7000ドル台で動きに乏しい展開でした。下げが始まったのは14日午前7時です。原油先物の週明け取引が始まると、同じ5分足で7万7316ドルから7万7094ドルへ下げ、出来高は直前3本の平均の約7倍に膨らみました。

売りは東京市場が開いてからも続き、9時25分に7万6388ドルまで下げます。日経平均が安値をつけたのと同じ5分足でした。ここは8月22日から8回試された7万6046〜7万6670ドルの帯で、4週間の売買が積み上がった節目が支えています。

上放れたのは10時55分です。クラリティ法案の公表はその6分後の11時1分で、買いが厚くなったのはここからでした。先物の建玉は10時55分から12時15分に1.4%増え、当日の増加の3分の2がこの80分に集中しています。高値は12時20分の7万7869ドルです。

イーサリアム、2460ドルから2.3%戻す

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは2540ドルで始まり、13日午後10時25分に2462ドルまで下げました。現在値は2519ドルで、安値からは2.3%戻したものの、3銘柄で唯一のマイナスです。

11日のCPI後に2432ドルから2666ドルへ9.6%上げており、その戻りが出た形です。米国の現物ETFは直近営業日の11日に2億1640万ドルと8月27日以来最大の流入を記録し、流出はありませんでした。資金が細ったわけではありません。

リップル、安値から3.2%戻す

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)は1.37ドルで始まり、ETHと同じ13日午後10時25分に1.33ドルまで下げました。現在値は1.38ドルで、安値からは4.0%高です。

戻り幅は3銘柄で最も大きくなりました。20日移動平均の1.39ドルに迫っており、ここを上抜けられるかが目先の分かれ目になります。

値動きの背景|AI開発の減速観測

発端は米アンソロピックの経営者が公開した文書です。AIの制御や悪用のリスクを理由に、業界全体で開発のペースを落とすべきだと訴えました。これを受けて14日の東京市場ではAI関連に売りが集まり、ソフトバンクグループが10.72%安、アドバンテストが2.02%安となります。日経平均は9時25分に1285円安の6万2726円と、8月4日以来の6万3000円割れです。

暗号資産もこれと歩調をそろえました。同じ9時25分に安値をつけ、9時から15時の5分足でみたナスダック100先物との相関係数は0.62に達しています。戻りも同時でした。日経平均が10時30分に二番底を打つと、BTCも同じ5分足で7万6636ドルの押し目をつくり、11時にそろって上放れています。香港のハンセン指数は前日比プラスで引けており、売りがAI関連に偏っていたことが分かります。

今後の展望|クラリティ法案とFOMC

クラリティ法案の討論終結の採決は、日本時間16日未明に行われます。最終案は民主党の要請による126項目の修正を反映し、大統領や連邦の公選職とその配偶者に倫理規制を課す内容で、ブラックロックやゴールドマン・サックスが支持を表明しました。可決には60票が必要で、通れば規制の不透明感が一段外れ、否決なら14日の戻り分を吐き出す展開もありえます。

17日午前3時にはFOMCの結果が出ます。0.25%ポイントの利上げ確率は約9割まで織り込まれており、実施されれば誘導目標は3.75〜4.00%です。注目ラインは、BTCが下値7万6046ドル、上値は20日移動平均の7万8491ドル。ETHは下値2462ドル、上値2666ドル。XRPは下値1.33ドル、上値1.39ドルです。