メタプラネット(3350)は9月3日13時時点で283円と、前日終値300円から17円安の‑5.67%となり、2日続落しています。同じ時間帯の日経平均は205円高の6万4531円(+0.32%)と反発し、前日のNYダウも295ドル高でした。BTCも東京時間に7万7900ドルまで買われており、株価だけが逆を向いた格好です。
この日は適時開示がなく、下げを説明する報道も見当たりません。効いているのは円高で円建てBTCが目減りしたこと、含み損が‑20.0%に達しmNAVが0.90倍まで低下したこと、株価が1株あたりNAVの0.72倍まで売られていることです。
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当日の値動き

寄り付きの294円がそのまま本日高値となり、9時29分には280円まで売られました。8月21日の安値282円を割り込み、8月20日以来の水準です。後場は283円前後で膠着し、出来高は1797万株、売買代金は51億円です。
BTCは午前9時の7万7340ドルから11時30分に7万7900ドルへ上昇し、24時間高値をつけました。ただしドル円は157円83銭と0.54%の円高が進んでおり、円建てのBTC価格は1226万6502円と、前日の1238万783円から0.92%下がっています。NAVは円建てで計算されるため、ドル建ての上昇は円高に打ち消されました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
株価は5日移動平均の313円を約10%下回り、200日移動平均の332円も割り込みました。支えは25日移動平均の260円で、現値はここをまだ8.7%上回ります。8月28日の終値346円からは18.2%下げました。3カ月リターンは+20.4%、1年リターンは‑64.6%です。
信用倍率は31.28倍と高水準ですが、買い残3470万株は前週比4.3%減、売り残110万株は同27.8%減です。倍率の上昇は買い建ての積み増しではなく売り方の買い戻しが進んだ結果で、下げを支える買い戻しの余力はその分細っています。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
寄り付き直後の1時間で14円下げたあとは戻りが鈍く、前場を通じて290円台を回復できていません。短期の下値は本日安値の280円、上値は寄り値の294円です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTCで6月末から変わらず、NAVの増減にはBTC価格と為替の動きがそのまま表れます。Bitcoin NAV(評価額)は5275億円、未実現損益は‑1318億円(‑20.0%)となり、前日の‑1269億円(‑19.2%)から含み損が2割に到達しました。平均取得単価は1533万1546円です。
1株あたりNAV(希薄化前)は392.06円で、株価283円はこれを109円下回ります。EV mNAVは0.90倍と、9月1日の0.98倍、2日の0.93倍から3日続けて低下しました。時価総額は3808億円、企業価値は4767億円です。希薄化前の1株あたりSatsは3196で前日と変わらず、1株あたりNAVの低下は株数の増加ではなく円建てBTC価格の下落によるものです。
今後の株価の焦点
下値のめどは本日安値の280円で、割り込むと8月20日終値の253円までは節目が乏しくなります。上値は寄り値の294円、その先は5日移動平均の313円です。
焦点はドル建てのBTCではなく円建ての水準です。ドル建てが戻っても円高が同時に進めばNAVは積み上がりません。ドル円と、110万株まで減った信用売り残の戻りが目先の手掛かりです。
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